令和元年05月21日 記者会見要旨
問い合わせ番号:15832-2572-5215 更新日:2019年 5月 24日
市長定例記者会見
日時
令和元年5月21日(火曜日) 午前11時~
場所
7階部長会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、共同通信、産経新聞、時事通信、中日新聞、毎日新聞、読売新聞
市側
市長、渡辺シティプロモーション部長、森下上下水道局管理部長、飯田商工農水部次長(けいりん事業担当)、太田市立四日市病院事務局次長兼総務課長、田中市立四日市病院事務局政策推進監、大西こども未来部保育幼稚園課長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長ほか
発表事項1.平成31年4月1日時点における本市の待機児童数について
市長:本市は、「子育てするなら四日市」を掲げて子育て施策に特に力を入れて臨んでいるが、大きな課題の一つとして待機児童問題があった。かねてから待機児童のゼロを目指して各施策を打ってきたところであるが、本年4月1日時点で、平成22年度以来、9年ぶりに待機児童がゼロになった。本市は三重県下でも最大の待機児童数だったが、直近の3年間で認可保育園6園、地域型保育事業所4園を開設したことでゼロに至り、非常に喜ばしいことである。ただ、4月1日時点でのゼロであり、年度中に増えていく傾向があるため、恐らく10月時点でのカウントでは、また待機児童が発生すると予測している。また、今年度から国による3歳児以上、保育料の無償化がスタートする見込みで、さらなる保育需要が喚起されると、来年度以降もゼロを続けていくことは厳しい局面になるかもしれない。そういった状況を見定めながら、今後も保育枠提供の必要性について継続的に検討していく状況である。ひとまず、かねてから市民の皆様方に約束していた待機児童ゼロを平成31年4月1日時点で達成することができたことを報告させていただく。
質疑応答
質問:今回ゼロということで喜ばしいが、10月になっての年度切り替えで、あぶれる方たちが発生するという話もあり、受け入れる保育士の確保が必要になってくると思う。潜在保育士の掘り起こしや、潜在保育士をどう就労させるか、そこら辺の手だては今後どうする予定なのか。
回答:保育士の確保については、潜在保育士へのセミナーを開催しているところで、保育士として働きたい方のニーズの掘り起こしにも努めている状況である。現在勤めている保育士、幼稚園教諭の処遇については、市としても平成29年度から国の基準に基づいて改善に努めているところである。ハード整備と併せて、保育士のソフト部分の政策についても努めていきたいと考えている。(保育幼稚園課)
質問:今、保育士の確保は足りている状況か。まだまだ若干足りていないのか、どんな状況か。
回答:公立保育園では、現状維持あるいは少し足りていない状況。保育ニーズの高まりがあり、保育士確保については各市、ならびに私立園も努めているところだが、本市も他市同様、お子さんたちの就学前保育について教育環境の確保に努めていきたいと考えている。(保育幼稚園課)
質問:低年齢化すればするほど、3歳児、0・1・2歳児と保育士の配置数も変わってくるのでは。
回答:そうなると思う。(保育幼稚園課)
質問:待機児童に関して、厚労省が待機児童の新定義を定めて統一したいという話があったようだ。四日市市の場合、この数字をどういう定義付けでカウントしたのか。
回答:待機児童については、よく一般的に「隠れ待機児童数」と報道されている数字がある。申し込みをしても入れなかった子どもの数、ということで用いられているかと思う。四日市市でも4月1日時点、待機児童ゼロにはなったが、実際に申し込みいただきながら入園できなかったお子さんが一定数出ている。国の基準に照らし合わせ、申し込み園を限定されている方、あるいは申し込み時点で就労先が決まっていない方、入園してから仕事を探される方について4月1日時点で調査し、求職活動を行っていない方を除いたうえでの待機児童ゼロといった調査結果になっている。(保育幼稚園課)
質問:確認だが、要するに厚労省の新定義に沿って出した数字がゼロということで良いのか。
回答:4月の末に厚労省から待機児童調査依頼が来て、それに基づいて調査した結果ということである。(保育幼稚園課)
質問:厚労省の定義というのは「保育者が求職中の子どもは、保護者に復職の意思があれば待機児童に含める」というような定義らしいのだが、その定義に沿ったかたちでまとめたのがこの数字ということか。
回答:そうである。(保育幼稚園課)
質問:四日市市ではこれまで隠れ待機児童数を発表してきた時期もあると思うが、今回、その数字はあるのか。
回答:今年度は114名。(保育幼稚園課)
質問:内訳を教えてもらえるか。つまり、こういう事由でカウントされているのが何人、というような内訳は出るのか。
回答:本市では第8希望まで保育所の申請を受け付けているが、そのうち希望を3カ所以内しか書かなかった方が86人、求職活動で申し込んだが求職活動の意思がないという方が6人、近隣園で入園可能な園がある方が22人―という内訳である。(保育幼稚園課)
質問:10月の時点でどうなるか分からないということだが、保育所の整備について、現在進行形の所はあるのか。今回ゼロになったのは多分、3つの園の開設が決まり、保育の受け入れ幅が増えたことだと思う。10月1日の年度途中で入って来る人がいると想定されている中で、どういう対応をしていくのか。
回答:今年度は認定保育園を3園開設したのが非常に大きな要因になっている。本市はここを目標にしてやってきたわけだが、これからも保育需要が高まっていくことを踏まえて、今後の需要を見定めながら新しい園の取り組みも考えていきたい。(市長)
質問:具体的に現在整備中だと言えるものは。
回答:特にまだない。(市長)
質問:今後検討していかなければいけないと。
回答:10月からの幼保無償化を含め、そういった取り組みを急ぐ状況になるかもしれない。(市長)
発表事項2.市立四日市病院のがん治療の充実について
市長:市立四日市病院は、がん治療の充実に向けて各種取り組みを強力に進めているが、今年度、さらにがん治療の充実を図ることが実現したので報告させていただきたい。平成29年4月には高精度放射線治療棟を増築し、治療装置を導入して供用を開始した。また昨年10月からは化学療法室を拡張整備し増床している。今年度の大きなトピックスとしては、市立四日市病院が「地域がん診療連携拠点病院」の指定を初めて受けることになった。10年の悲願というところである。これは、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の構築、がん患者に対する相談支援および情報提供などを行う医療機関として、国から指定を受けたということ。北勢地域のがん診療の拠点病院として名実ともに評価された。認定期間は4年間で、まずはこの4年間しっかりと実績を積み上げていきたい。さらに5月から、がん治療にも大きな効果があるとされる、内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入する。具体的なスケジュールとして、5月25日に機器を導入し、今年9月中に供用を開始していく。さまざまな取り組みで、市民や北勢地域の方から、がん治療の拠点としての信頼を得られるような病院をつくっていきたく、情報発信をお願いしたい。
質疑応答
質問:新しいデータとしては、25日に機器の納入が決まったということと、9月に供用開始予定であるということになるのか。
回答:そうである。(市立四日市病院事務局)
質問:ほかの部分は、これまで発表したり予算説明の中に上がったりした、ということになるのか。
回答:「ダヴィンチ」の発表で新しいのは、納入が決まり、9月に供用開始だということ。がんの診療連携拠点病院の指定については、改めて拠点病院になったということを発表させていただいた。(市立四日市病院事務局)
質問:拠点病院について、四日市市から発表するのは今日が初めてか。
回答:こういうかたちで発表するのは初めてである。(市立四日市病院事務局)
質問:この拠点病院の指定だが、指定の条件であるとか、指定されると具体的にどういうことをやっていくのか。
回答:指定条件はかなり多項目にわたる。がんの手術数の実績、がん登録数の数、化学療法の実績、また、放射線治療の実績、医師の体制、がんに対する相談体制など多くの項目があり、それをクリアする必要がある。
指定を受けたことによるメリットは、患者や地域の皆様に安心してがん治療を受けていただけるということ。当然、指定を受けるために機器の整備や医療体制を整えたので、実際にがん診療の資質の向上を図ることができた。その結果として指定を受けられたのだと考えている。(市立四日市病院事務局)
質問:そうすると、高精度放射線治療棟の増築や、化学療法室の拡張整備というのは、拠点病院指定のための条件にかなっている、ということでよいのか。
回答:指定を得るために整備をしたというよりは、地域の患者さんのがん治療の資質向上のために整備した。その結果として拠点病院の指定につながったと考えている。(市立四日市病院事務局)
質問:ダヴィンチは、がんだけではなくて、ほかの内視鏡の手術に多目的に使えるということになるのか。
回答:基本は悪性腫瘍の摘出で、がんが主なところになるが、これが指定要件になっている部分ではない。(市立四日市病院事務局)
質問:指定年限が4年と1年とあるが、違いは。
回答:基本的には、がん拠点の指定は4年単位と聞いている。1年というのは、以前拠点病院だった病院で、4年ごとに指定要件が変わってくる。その中で、全てを満たしていないが1年以内は満たすと想定される場合、更新は1年だと聞いている。実際にどうかというのは分からない部分があるが、私どもは全ての要件をそろえたので4年更新をいただいたと認識している。(市立四日市病院事務局)
発表事項3.令和初のG【3】ナイター「ベイサイドナイトドリーム」の開催について
市長:今シーズンから四日市競輪はナイターに特化して事業展開しているところだが、今回、令和初のG【3】ナイター「ベイサイドナイトドリーム」を6月6日から6月9日に開催する。ベイサイドナイトドリームの中には、ガールズケイリンのレースも組み込んでおり、昨年度開催されたGグレードのナイター競輪で優勝経験のある、ガールズケイリン選手が多数集結する。「ナイトクイーン」として夜の女王を決めるレースも開催し、盛り上げていきたいと思っている。また、最近デビューした四日市競輪場公認Vチューバーの「泗水美海」が、G【3】のナイター競輪をニコニコ生放送で生中継する。競輪場初の公認Vチューバーによる初生放送に注目してもらいたい。また、各種イベントも用意しており、プロカメラマンの撮影によるインスタ映え間違いなしの写真撮影ブースを開設する。泗水美海と写真を撮れる機会も設けている。G【3】ナイターは、全国43競輪場のうち、これまで川崎競輪場、函館競輪場の2カ所で開催されたが、今回、四日市競輪が全国3番目の開催地として選ばれた。つまり中部地区では初めてのG【3】ナイターとなる。
質疑応答
質問:泗水美海のデビューからの反応はどうか。
回答:私も動画を結構配信しているのだが、今2,000ちょっと超えたぐらい。これを多いと見るのか少ないと見るのか、いろいろ見方はあるが、結構評判はいいと聞いている。これからまた露出度を高めていきたいと思っている。(市長)
質問:6月9日のニコニコ生放送の中継は、初めての生中継なのか。
回答:今までは自己紹介やPRで動画を配信しているが、レースを生で中継するのは初めてになる。Vチューバーが生中継でどういうふうになるのかは。(市長)
回答:レース開催中に予定しているのは、進行役の方からゲストの方まで、いろんな競輪トークの中にVチューバーが絡みながら入っていくこと。当然、四日市のレース中継なので、その中に生のレース中継も入ってくる、ということをイメージしながら企画を詰めている。(商工農水部(けいりん事業担当))
質問:音声は、声優さんみたいな方が待機して絡むといったイメージか。
回答:Vチューバーのトークも入れる予定。(商工農水部(けいりん事業担当))
質問:既に用意された音声を入れ込んでいくのか、それとも完全にそこでのライブなのか。
回答:生のアドリブのトークが入るイメージ。(商工農水部(けいりん事業担当))
質問:声優さんがスタンバイして音声を入れていくという感じか。
回答:そのようなイメージだと思う。(商工農水部(けいりん事業担当))
質問:先ほどの2,000という数字は、登録者数か。
回答:紹介動画のアクセス数である。(商工農水部(けいりん事業担当))
発表事項4.四日市のおいしい天然水「泗水の里」と水沢のおいしい粉末茶「伊勢本かぶせ茶」の特別セットを販売します
市長:毎年、水道水の大切さ、おいしさについての理解と関心を高めてもらおうと、水道週間、6月1日から7日までに合わせて啓発活動を実施している。ことしは、特別な取り組みとして、四日市上下水道局が発売しているペットボトル「泗水の里」に、三重茶農協が製造している「伊勢本かぶせ茶」を付けてセットにして販売する。かぶせ茶の茶葉の粉末で、三重茶農協が10パック250円で売っており、恐らく1袋25円ぐらいの値段だと思う。「泗水の里」の水だけ飲んでもらってもいいのだが、手間はかかるが粉末を水に入れてもらって10回ぐらい振ると、おいしいかぶせ茶になる。従来であれば、10個1セットを250円で売っているものなので、泗水の里100円にプラス25円で125円だが、水道週間を機に100円で提供させていただく。6月1日の水道週間の初日から500セット、総合会館の売店、じばさん三重の名品館、お休み処四十三茶屋・観光案内所で販売していく。水道水の大切さと地場産品かぶせ茶をPRし、日本一の生産量であるかぶせ茶とセットで盛り上げていこうという取り組みを実施していく。
質疑応答
質問:1本の価格は従来価格のままか。100円というのは税込みか。
回答:税込みである。(上下水道局)
質問:四日市の上水道の水源はどちらか。
回答:水源地は三滝の3号井。場所は湯の山街道にある。(上下水道局)
質問:三滝川に取水口があるのか。
回答:井戸があり、地下水をくみ上げているのが泗水の里になる。(上下水道局)
質問:地下水を掘ったということか。
回答:はい。(上下水道局)
回答:四日市の水道水は地下水の割合が非常に高く、おいしいということである。(市長)
質問:鈴鹿山脈の伏流水、といった感じか。
回答:そうである。(上下水道局)
質問:四日市は、水道週間に毎年こういったイベントや特別な啓発の活動をしているのか、今年初めての取り組みなのか。
回答:昨年までだと、水道週間にララスクエアでイベントを開いて、水の飲みくらべやいろんな実験を通して子どもたちに楽しんでもらう企画をしていた。今年に関しては新たに趣向を変えて水沢のおいしいお茶とコラボしてみようと実施している。(上下水道局)
質問:売り上げはどうなるのか。
回答:ほとんど原価で出している。ある程度PRをメインにしているので、儲けということは考えてはいない。(上下水道局)
質問:売った分としても、大したお金ではない。
回答:水道局の売り上げになる。通常も「泗水の里」は売っているので、その売り上げに含まれるということ。(市長)
質問:普段、ペットボトルはどちらに置いてあるのか。総合会館やじばさんとか。
回答:そちらにもありますし、上下水道局でも販売している。何箱と言っていただければ宅配も可能。(上下水道局)
質問:市役所や公共の所の自販機で売っているわけではないのか。
回答:自販機で扱っているところは少ない。(上下水道局)
質問:どちらかというと窓口か。
回答:はい。(上下水道局)
その他
質問:市長はもともと「子育てするなら四日市」を掲げているが、待機児童以外に小学校の拡充や幼保の認定こども園化など、今後の子育て全般の方向性を伺いたい。
回答:昨年度から、子どもの医療費窓口負担の無料化、第3子以降の保育料完全無償化といった取り組みを進めてきた。今年度目標にしていた保育園の待機児童数がゼロとなり、着実に子育て支援を積み上げてきているという認識でいる。ただ、子育て支援の課題はまだまだたくさんある。今、新総合計画を策定しており、今後10年間でやらなければいけない子育て支援を整理している段階。来年の4月からスタートする新総合計画に合わせて、さらなる子育て支援策を打ち出していきたいと思っている。まだ今整理中である。(市長)
質問:その中に、新規軸といったものが盛り込めそうか。
回答:総合計画では、子育て支援を子育て部局だけではなくて、全庁的に支援につながるようなメニューが出せないかと模索している。目の前にある子育て支援だけじゃなくて、さまざまな視点から、例えば公園整備などといった、いろんな他部署に及ぶような子育て支援メニューも作っていきたいと思っている。(市長)
質問:部局横断型で。
回答:子育てにつながるもので、出せるものは出してくれと。次の新総合計画で大きく三つプロジェクトを出していこうと思っている。その一つに、「子育てするなら四日市プラス」ということで、子育てを主にして横断的にやっていく方針をとっている。細かい施策はたくさんあるので、何をして、何をしないかというのはちょっと難しいのだが、一番効果的なものを打っていかなければと思っている。(市長)
質問:ある程度、子育てという目線でいろんな施策を部局横断的にやっていくのか。
回答:子育て担当部署が思いつかないようなこともあるだろうから、全庁的に今考えようとしている。(市長)
質問:例えば歩道の整備や道路などもか。
回答:垣根を取っ払い、子どもというテーマで何かできないかと各部署に今検討させているところである。(市長)
質問:全国で痛ましい、子どもが犠牲になる交通事故があった。全国的に相次いでいる子どもの安全確保などに対して、例えば何か考えていること、教育委員会の話になるかもしれませんが、危ない箇所の洗い出しなど、そういったお考えはどうか。
回答:大津の事故とかですね。非常に残念な事件でありましたが、国から話も来ているので、今市内の各園には園外活動の安全の再確認をさせている。学校には通学路があるので通学路という観点からさまざまな検討、整備を進めてきたが、保育園という視点は十分に持っていなかった。恐らく、全ての自治体もそうだと思うのだが。今回の事件があり、保育園の近隣を歩いたり散歩したりするエリアも、どういった危険があるのか、あらかじめしっかりと把握しておかなければいけないと認識した。ただ、どこまでハード整備を進めていくのかは、予算的な部分もあり、要検討として1回調査をさせ、その上で必要な所に必要な手だてを打っていくということになろうかと思う。(市長)
質問:各保育園か、幼稚園か。
回答:保育園、幼稚園、こども園、地域型保育事業所。今、国から安全確認を徹底するよう指示もありますし、四日市独自としても文書を各園に出したところである。(市長)
質問:かかわっている部局は、どこか。
回答:こども未来部の保育幼稚園課である。詳しくはそこが今対応している。(市長)
質問:幼保無償化の制度自体が成立して、改めて受け止める部分をお聞きしたい。あと、どのくらい対象者がいて、市としてどのくらい経費がかかるものなのか。
回答:今ちょっと細かいのを持っていませんが、待機児童で一番困っているのは低年齢児ですので、仮に増えたとしても重なる部分は少ない。制度が成立し、3歳児から無償となると、2歳児から入れようとか、1歳児から入れようとか、入園の前倒しが起こってくる可能性もある。今、待機児童で苦労している低年齢児層に、結果として需要を喚起することになるのではと不安を抱えている。全ての子どもが入れるとは限らない中での無償化というのは微妙なところはあるのだが。ただ、国が決めたので、市としては受け入れ体制を整えていかなければと思っている。
初年度、半年は国が全額負担し、来年度からは地方の負担も入ってくるわけだが、地方の負担分は交付税措置されることになっている。ただ、四日市は不交付団体なので、増える分は丸々、市の持ち出しになってしまう。国は不交付団体をいじめるな、という思いもあり、そういったところもいろいろ難しい。交付団体は交付税措置されるので自主負担ゼロだが、四日市は費用負担増になる。今後、予算のやり繰りも必要になってくるだろう。(市長)
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