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こにゅうどうくん

平成30年12月21日 記者会見要旨

問い合わせ番号:15470-3878-4308 更新日:2018年 12月 28日

市長定例記者会見

日時

平成30年12月21日(金曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、NHK、共同通信、産経新聞、CTY、中日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、三重テレビ放送、読売新聞

市側

市長、渡辺シティプロモーション部長、山下市民文化部長、磯村政策推進部参事・秘書国際課長、森シティプロモーション部参事・広報マーケティング課長、中村男女共同参画課長ほか

発表事項1.「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言の賛同について

市長:このたび、四日市市長として「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」の行動宣言に賛同させていただいたことを報告させていただく。市として、これまで女性の社会参画には力を入れており、例えば、男女が生き生きと働き続けられる企業の表彰や、働く女性、働きたい女性のための相談事業も実施している。また、女性起業家支援事業にも取り組んでおり、行動宣言のタイミングを検討し、「男女共同参画プランよっかいち2015~2020」の中間見直しを行う中で、これまで入れていなかった「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づく市町村推進計画として織り込んだ後期計画を本日公表することに併せ、この「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」の行動宣言に賛同した。
 全国で男性リーダーが行動宣言に賛同されているが、市内においては企業等を含めて賛同する男性リーダーは今回初めてになる。今後、女性活躍推進における思いや取り組みを発信することで、市内における企業等の男性リーダーに女性の活躍を推進する重要性を感じてもらい、取り組みを促していきたいと考えている。企業や首長を含めて205人が賛同しているが、三重県では、知事の他4市が賛同しており、私は県内6人目の首長になる。
 この宣言に伴い、新たな取り組みとして、平成31年1月19日に、市内で活躍する女性と私のパネルディスカッションを開催する予定をしている。これは、毎年実施していこうというところで、今回は女性の起業家をテーマにして、女性が活躍するロールモデルを皆様に発信していこうと思っている。また、今、育児・介護等の休業中の職員が職場との接点が薄れてくる、途切れてしまう状況であるため、復帰後、スムーズに職場に戻れて適応できるように、来年度以降、休業中も庁内の状況が把握できるシステムの導入を検討していく。例えば、自宅などから見ることができ、市役所の状況を把握できるシステムを取り入れているところはなかなかないが、こういったシステムを導入していきながら、育児休暇等の取得もさらに促していきたいと思っている。以上になる。 

質疑応答

質問:育児・介護休業からの復帰に向けたシステムについて、もう少し具体的に説明していただきたい。
回答:例えば育児休暇を取得すると、セキュリティの関係から、庁内システムを閲覧することができなくなり、完全に情報が途切れてしまう。そのため、パソコンのさまざまなセキュリティが必要であろうが、例えば自宅からでも庁内掲示板を見ることができるといった、庁内の情報をタイムリーに享受できるようなネット環境を通じて体制を整えていけば、1年、2年休業した人も市役所にスムーズに復帰することができるようになると思う。この遮断されている期間は本当に情報が入ってこないため、育児休業などを取得した職員の経験から、こういう情報がタイムリーに取れればいいという声があるのは事実であり、そういうところを解消していきたいと思っている。(市長)
質問:例えば、ご本人が希望すればスカイプで会議などに参加できるといった、そこまでの見込みを考えているのか。
回答:総論として、そこに手をつけていこうというところであり、近いうちに実現化していきたいと思っていることから、もう少し待っていただきたい。(市長)
質問:その予算措置はいかがであるのか。
回答:現在、庁内で検討中あるが、積極的に取り組んでいこうと思っているため、何らかの予算は次年度で対応していきたいと思っている。例えば、スカイプやテレワークなど、どこまでできるのかは精査しないと分からないが、積極的に取り入れていこうという姿勢を示していきたいと思っている。(市長)

 

発表事項2.「四日市ナンバープレート」の図柄デザインが決定しました

市長:以前から選定を進めていた四日市のご当地ナンバープレートの図柄デザインが決定した。本市では地域振興や観光振興を目的として、2020年度からの図柄入り四日市ナンバー導入の取り組みを進めてきた。このたび、こにゅうどうくんと本市の象徴である工場夜景のデザインが入ったご当地ナンバーのデザインが決定した。
 今回、市内の高校に通う高校生からナンバープレートのデザインを募集し、90点の応募があった。その中で、最優秀賞1点と優秀賞4点を決定した。そして、本日の午後2時から表彰式を実施させていただく。
 最優秀賞は四日市四郷高校に通っている渡邉七海さんの作品である。優秀賞は四日市四郷高校と四日市農芸高校からそれぞれ2作品で、2校で5作品を選定させてもらうことになった。90点の応募作品から学識経験者などで構成する「四日市ナンバー図柄デザイン選定審査会」で5点を選定し、この5点のインターネットなどのアンケート結果を踏まえて、再度「四日市ナンバー図柄デザイン選定審査会」で最終的にこの渡邉七海さんの図柄が決定した。そして、12月17日に、国土交通大臣あての地方版図柄入りナンバープレートの図柄に関する提案書を中部運輸局に提出した。
 このデザインは四日市が選んだ案であり、これに対し国交省がどういう意見を述べるのかはこれからであり、こういった国交省の協議を経て決定する。2020年度から交付開始を予定しており、交付が決まった際には、このフルカラー基調の図柄入りデザインの四日市ナンバーと、モノトーン基調の図柄入りデザインの四日市ナンバー、そしてシンプルな図柄のない四日市のナンバーの3種類から選べることになる。それぞれ登録の値段が変わってくるため、こういった値段についても、今後、決定していく。以上である。 

質疑応答

質問:最優秀賞の作品は、インターネット投票でも1位であったのか。
回答:5作品の内、最優秀賞作品には43%の投票があった。ほぼ半数の人がこのデザインを支持されたということで、選定委員会においても、あまり異論なく決まっていったと聞いている。(市長)
質問:もちろん43%が1位ということでいいのか。
回答:1位である。2位が約18%であるので、2位の倍以上の投票があったということである。(市長)
 正確には、1位が42.98%、2位は2作品、同率で18.63%であった。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:インターネットアンケート以外の四日市大学と広報マーケティング課のアンケートは、どのような得票であったか。
回答:四日市大学は、別の作品が1位であった。広報マーケティング課は、この最優秀作品と四日市大学の1位の作品が同率で1位であった。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:数字としては、どんな感じであるのか。
回答:四日市大学の1位は「夜に輝くコンビナート」で27.03%。2位が「明るい四日市」で22.52%。3位が同率で「輝く四日市」と「四日市!!」で18.92%。5位が「夜景」で12.1%であった。
 広報マーケティング課の窓口では、「輝く四日市」と「夜に輝くコンビナート」が1位で42.86%。3位が「明るい四日市」で14.29%。広報マーケティング課は7票しか入っていなかったため、票としてはそれだけである。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:四日市大学の票の分母数はいくつか。
回答:111である。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:111のうちの3位が18.92%ということか。
回答:そのとおりである。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:圧倒的にインターネットアンケートということか。
回答:内訳は、インターネットアンケートが1,264票。市政ごいけんばんに登録いただいた人にアンケートを実施しているのが207票。四日市大学が111票。広報マーケティング課が7票で、合計1,589票であった。(老谷広報マーケティング課主事)
 アンケートのトータルで42.9%が最優秀作品である。(市長)
質問:合計1,589票のうちの42.98%を最優秀作品が獲得したということか。
回答:そのとおりである。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:インターネットアンケートは、一言書き込める欄があったりするのか。それとも、純粋に、好きなナンバーをクリックして投票するだけなのか。
回答:どれがいいかという質問のほか、そのデザインを選んだ理由として選択肢を設けた。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:この1位のデザインを選んだ理由はどんな選択肢が一番多かったのか。
回答:「輝く四日市」を選んだ理由は、一番多かったのが「こにゅうどうくんが入っている」で72.9%。次が「四日市らしい」で68%。3番目が「コンビナートのイメージがよい」が52.6%であった。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:足すと100%を超えてしまうが、どうしてか。
回答:複数選択可能であるためである。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:講評は、「四日市ナンバー図柄デザイン選定審査会」の講評ということでいいのか。
回答:そのとおりである。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:3種類のナンバーの価格は決まってないのか。
回答:寄附金額が決まっていない。(市長)
 寄附金は、国としては1,000円以上という方針ではあるが、まだ確定はしていない。参考までに、同じ中部運輸局内のもので、福井ナンバー、富士山ナンバーが7,400円がモノトーンの価格で、フルカラーにするとさらに1,000円以上の寄附金が必要となる。また、豊田ナンバーと春日井ナンバーは7,280円がモノトーンで、さらにそこから1,000円以上の寄附金でフルカラーになる。本市の場合も、同じような価格になると考えている。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:モノトーンの値段も現在は決まっていないのか。
回答:決まっていない。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:いつごろ決まるというのは、図柄が決定した時点で決まるのか。
回答:おそらく2020年度になると思う。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:価格を決めるのは、国か市か。
回答:国で審査会を開催して、そこで決定される。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:「四日市ナンバー図柄デザイン選定審査会」のメンバーは、どういう人で何人か。
回答:四日市大学教授、四日市市自治会連合会会長、四日市商工会議所副会頭、元四日市市市政情報発信アドバイザー、シティプロモーション部長の5人と、公募による市民審査員4人の計9人である。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:11月10日の最終審査の段階では、この9人の中で多数決などによって諮ったのか。
回答:この作品に関しては満場一致である。(老谷広報マーケティング課主事)
質問:四日市ナンバーのデザインが決まり、市長はどう受け止め、これがどう活用されていくことを期待されるのか。
回答:高校生が作ったデザインは、工場夜景が非常に多く、それが本市を象徴するシンボリックなものであるということを改めて感じた。また、「こにゅうどうくん」が入っているということもあり、やはり市民の人からも「こにゅうどうくん」は本当に愛されていると思った。本市の象徴的な工場夜景と「こにゅうどうくん」を付けた車が全国を走ってもらうということは、四日市のシティプロモーションに非常につながり、さらには四日市を愛する人が、このように四日市のデザインを付けて車で走ってもらうことで、四日市の誇りの醸成にもつながっていくと考えている。2020年度まで、もう少し時間がかかるが、非常に楽しみにしている。(市長)

 

発表事項3.平成30年 四日市市十大ニュース

市長:毎年恒例の四日市としての十大ニュースを、この年末最後の記者会見の場で発表させていただいており、10項目、紹介させていただく。
 まずは1つ目、1月に四日市初めての大型外国客船が四日市港に寄港した。1月2日に「コスタ ネオロマンチカ」、そして6月24日に「ダイヤモンド・プリンセス」が寄港し、計5回入港があった。
 また2つ目、2月、第33回読売新聞社杯全日本選抜競輪(G1)を開催した。競輪に本市は長い間携わっており、四日市競輪で初めて、三重県初となるG1グレードのレースを開催できたことは非常に大きかったと感じている。
 また4月には、四日市・いなばポートラインが完成した。霞ケ浦の北埠頭から川越インター付近を結ぶ全長約4.1キロの道ができ、四日市港の物流、人流を考える上でも非常に有用な道路が完成したと捉えている。
 そして4つ目、拠点防災倉庫を併設した北消防署北部分署が開署した。中村町地内に新たな北部分署が開設をしたということで、四日市の安全・安心を担っていく大きな施設になった。消防機能、また防災機能も兼ね備えており、非常に有用な施設であると認識している。
 そして5つ目、「子育てするなら四日市」ということで、今年度も、新たに子ども医療費の窓口負担の無料化、未就学児までであるが、三重県で初めて実施をさせてもらった。
 そして4月から同時に幼稚園、保育園、認定こども園の保育料の第3子以降の完全無料化を実現した。これまで年齢制限があったが、長子の年齢制限を撤廃して、第3子以降であれば、いかなる子どもたちも保育料が無料という取り組みを今年度からスタートした。「子育てするなら四日市」の象徴的な施策である。
 そして次、5月、これも象徴的で、スポーツ施設が順次オープンをした。中央緑地フットボール場が3面、そして、霞ケ浦緑地にテニスコートが16面オープンした。特に霞ケ浦のテニスコートに関しては、世界基準のサーフィスを利用しており、レベルの高いテニスコートを開設したと捉えている。
 次に7月、このスポーツ施設整備を受けて、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が本市で開催された。競技は2競技で、テニス競技とサッカー競技である。テニスは男子・女子、サッカーは男子の開催となった。
 続いて、産業面で、東芝メモリ株式会社四日市工場の第6製造棟及びメモリ開発センターが竣工された。9月19日に、三次元フラッシュメモリを製造する当工場がオープンしたということもあり、今年度は、またこの東芝メモリ株式会社の分社化もあって、大きく法人税などが増収となり、雇用も拡大をしているところで、産業界の中では一番のトピックと考えている。
 次、地場産業である萬古焼の陶祖沼波弄山生誕300年記念が今年度であった。BANKO300thのプロジェクトを立ち上げて、今年度、年間を通して、さまざまな萬古焼の行事が開催をされて盛り上がりを見せている。
 そして最後、「こにゅうどうくん」が、ゆるキャラ(R)グランプリにて、ご当地部門3位に入賞を果たした。最後の挑戦ということで、市全体で応援し、昨年の4位から3位入賞を果たすことができたことは非常に喜ばしいことであったと感じている。また、このことによってまちの一体感の醸成、さらにはシティプロモーションに大きく貢献したと捉えている。
 こういった事項、例年になく、本当に多くの出来事があって、この10を選ぶのも非常に迷った1年であった。本市としてはこの10項目を十大ニュースとして提示させていただく。 

質疑応答

なし

  

その他

質問:平成30年の新年早々に、市長が、今年はシティプロモーション活動に力を入れていくというようなことを発言された。組織としては9カ月しかたっていないが、今年1年を振り返って、どのようなシティプロモーションが自分でできて、どのような効果があったのかをお聞かせいただきたい。また、結果が出なかったことや、やり残したことがあれば、反省を踏まえてお聞きしたい。
回答:シティプロモーション活動について1年を振り返ると、4月から新しくシティプロモーション部ができ、シティプロモーションを中心に取り組んできた。本当にさまざまなチャレンジができたと考えている。
 まず7月には、新しいPR映像「必見 四日市」を作成して、東京都心部の街頭ビジョンで多く流されるなど、非常に大きな話題を呼んだ。こういった中から、さまざまなつながりができ、各種メディアでも取り上げられたと捉えている。
 また、非常に話題を呼んだ、ゆるキャラ(R)グランプリも、最後の挑戦として、やるからには一生懸命、必死に挑戦していこうということで、さまざまな報道はあったが、結果として市内は盛り上がり、四日市、そして「こにゅうどうくん」の名が全国に大きく発信できたことは非常に良かったと考えている。
 失敗を恐れずに挑戦していこう、そして、修正するところはしっかりと修正していきながら、その速度はゆるめないで行こうということが、私のモットーであるため、1年間全力で駆け抜けたという思いである。反省するということよりも、この駆け抜けてきたものを、来年も速度を落とすことなく、続けていけば、本市のシティプロモーションとは、シティプロモーション部だけに頼るのではなく、市職員全員、また市民の皆さんを巻き込んでいくことができるのではないかという、非常に手ごたえを感じた1年であったと捉えている。(市長)
質問:「こにゅうどうくん」でPRできたということについて、ゆるキャラ(R)グランプリが東大阪市であった翌日に市長は記者会見をされ、ゆるキャラ(R)グランプリ実行委員会の会長が電話をかけてきたと聞いたが、これを受けて、市長は今回のゆるキャラ(R)グランプリで問題ないという認識でいらっしゃるのか。
回答:私は、直接、実行委員会の会長と話をしたわけではないため、会長がどういう電話をされてきたのか十分に承知していないが、今回が最後の挑戦で、もう出ないことから、それはそれでよいのではないか。(市長)
質問:会長から電話があったことすら知らないのか。
回答:電話があったことは承知しているが、私に直接、かかってきたわけではないので、どういう立場で、どういう意図を持って電話されてきたのか分からないため、コメントは差し控えさせていただく。(市長)
質問:その後、会長に対応をされていないということなのか。
回答:会長とも、そもそもつながりもないため、こちらが連絡する手段もない。(市長)
質問:十大ニュースの「こにゅうどうくん」の関係で、失敗を恐れずという意見は良いと思うが、一方で、しっかり修正していきながらともおっしゃられた。先日の予算委員会の審議でローリング段階ではあるが、先へ進むために拡充の方針を示されたことに対し、問題点を整理してから次へ進むのが普通ではないかという意見が出た。それには一理も二理もあると個人的には思ったが、なおかつ市長は一般質問でも、諸々の批判をしっかりと受け止めて次のチャレンジをしていくという意思も示された。そういうことと、今、しっかり修正しながらということを、どのように受け止めてみえるのか、お聞きしたい。
回答:市として、今回のゆるキャラ(R)グランプリへの取り組みは、全く悪いことはしていないというスタンスである。ただし、さまざまな報道を受けて、市民の皆さんから、ご批判があることも分かっている。私どもが今までやってきたことは、間違ってはいないが、市民の皆さんから、ご心配や不安の声が上がったということについての反省はしていかなければいけないと思っている。ゆるキャラ(R)グランプリを全力でやり過ぎると、こういう結果になるのかと思ったりもしながら、今後もいろいろ考えながら取り組んでいきたいと思っている。総括という言葉は、ゆるキャラ(R)グランプリに限ったことではなくて、どういった事業でも言われている言葉であり、それぞれの事業があれば、それぞれの決算があるわけで、予算上程のときにはこうでしたということは、しっかりと行政としての説明をしていかなければいけないと思っている。(市長)
質問:今年がどんな1年であったのかという質問に絡めて、漢字一文字で分かりやすく、今年1年を締めくくるとすれば、どういう表現をされるか。
回答:今年を漢字一文字で表すと「入」という文字である。
 まず、1月2日に初の外国客船「コスタネオロマンチカ」が四日市港に初入港した。この初入港からスタートした1年であり、たくさん触れていただいた「こにゅうどうくん」の名前は平仮名であるが、これは大入道からきており、「こにゅうどうくん」の入と大入道の入ということで、大きく全国に発信できたと思っている。さらに、今年はインターハイがあり、大勢の人たち方が本市に入ってきていただいたということもある。それから、東芝メモリの分社化の影響や、他の企業の業績が好調な状況を踏まえて、過去最高の税収入となる。その他、今、本市に人口が集まってきている、人口が流入してきている傾向がより顕著になってきており、人口流入という意味でも、今年は本当に税収の増、また人口流入といった部分でも、この「入る」という言葉が、非常にぴったりの1年だったと考えている。(市長)
質問:東芝メモリの関連で、分社化に伴う法人税が相当の額になるため、アセットに75億円積むことをお考えであったが、予算委員会で修正案が出されて、今、予算委員会の審議の段階である。市長の見解をいただきたいという意見もあったが、結局、その機会を失ってしまったわけで、この場で改めて、市長の見解をお聞きしたい。
回答:議会の本会議がまだであり、なかなかお伝えしづらいが、私の思いとしては、今年8月定例月議会で、議会の皆様の承認のもと、四日市アセットマネジメント基金を創設させていただいた。そして、17年後からスタートする小・中学校の建て替え財源として、200億円積み立てるという目標を立てて、この基金がスタートした。平均すると、毎年、10数億円積み立てて200億円になるが、このご時世、経済状況がどうなるのかも分からず、また、本市は企業の固定資産投資や、法人市民税の法人税割といった収入に応じた投資、収益に応じて税収が増減するという傾向がある。確実に今の税収が、今後10年以上続くという保証は全くないといったことから、200億円積むという責任を負っているわけで、今この財源があるときに、しっかりと積んでおくことが、将来の子どもたち、まだ生を受けていない、将来、本市を担っていくであろう子どもたちのために、我々がやるべきだと私は思っている。今、この75億円を、アセットマネジメント基金に積むということは、今後の四日市にとって非常に重要なことであると考えている。そのため、多くの議員にそういった趣旨を、ご理解いただきたいと思っている。(市長)
質問:ハーフマラソンのコース設定は、調整中ということであったが、スタート地点が、近鉄四日市駅の西側ということだけははっきりしていた。こういった大規模な大会で、スタート地点がそこになったということは、おそらくゴール地点もそこになるであろうと推測できるが、コースが調整中でありながら、発着地点だけを決められた背景は何か。
回答:中心部を走るというメッセージを伝えただけで、特に、それ以上の意図はない。(市長)
質問:国道1号や23号を横断することは警備上難しいと考えられるため、東に向かうことは厳しいと判断できると思う。これも委員会の議論に出ていたが、ハーフマラソンをすることはいいが、四日市らしさを打ち出したほうがいいという意見も出ていた。市長の水沢まで行ければいいが、果たして西側に向けて可能であるのか。
回答:水沢に行ったら、帰ってこられないが、まだルートを明確にしていない。ハーフマラソンをこの四日市で行うことは非常に大変であり、大きな国道がネックで、県警の厳しいご指導があり、そういったところも酌んでいただけたらと思っている。(市長)

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