平成31年1月 仕事始めの式
問い合わせ番号:15465-8698-7671 更新日:2019年 1月 7日
仕事始めの式
皆さん、明けましておめでとうございます。
2019年がスタートしました。平成最後の年、そして今年の5月からは新元号になるという特別な年であります。私も一人の国民として、気の引き締まる思いでこの一年を迎えました。ぜひとも、この一年、皆さまと共に頑張っていきたいと思っています。
まず、昨年の振り返りからさせていただきたいと思いますが、2018年は、年明けから大型外国客船の四日市港への初寄港、四日市・いなばポートラインの開通、インターハイの開催など、本当に多くのイベント、そして新しい施設の開設がありました。話題多き一年でした。ゆるキャラ(R)グランプリもかなり盛り上がりを見せまして、本当に盛り上がった一年でした。ゆるキャラ(R)グランプリにおいては、多くの報道がありましたが、皆さまと共に戦えたこと、そして、市全体を巻き込んで、一丸となって取り組みを進められたことを本当に誇りに思っています。
出る杭は打たれる世の中ではありますが、出ていかなければ生き残っていけない世の中であると私は思っています。それは自治体も同じです。現状維持は衰退であると私は強く思っていますので、今年も、積極的に挑戦していく、そういった姿勢を貫いていけるような年にしたいと思っています。
さて、2019年でありますが、2019年も、新名神高速道路の開通、あけぼの学園の移転など、イベントや新しい施設の開設が続くわけであります。ただ、昨年と比べると少し落ち着いた年になるのかなと思っています。
一方で、この一年は、将来の四日市市の方向性を決める大切な年であると認識しています。それは、皆さまご承知のとおり、現在策定を進めている新総合計画です。この新総合計画の基本構想、基本計画を今年の11月定例月議会に提出し、議決を賜る予定です。今後、2020年から始まる10年間の方向性をしっかり定めていかなくてはならない、そういった年になります。
ぜひとも、各部署で全職員が四日市市の未来について考え、語り合える場、空気を管理職の皆さんが中心になってつくっていただきたいと思います。また、管理職の皆さんにおいては、当年度の業務も大切なのですが、併せて、将来を見据えた大きな視野でこの一年間取り組んでいただきたいと思います。
この新総合計画を策定していく中での重要なキーワードとして、私は「存在感」という言葉を挙げたいと思います。今後10年、四日市市を取り巻く環境は大きく変わっていきます。四日市市においても大きな転換期に入ると認識しています。
まずは、2027年にリニア中央新幹線の東京-名古屋間が開通します。これによって、名古屋という都市の地位が今よりも格段に上がっていくことが予測されています。現時点でも名古屋に投資が集中してきているという状況から見たら、それは明らかです。こういった大きな存在となっていく名古屋。この名古屋圏において、いかに四日市市が存在感を示していけるかというところを位置付けていかなければならないと私は考えています。
現在、東海三県において、人口30万人以上の都市は8市あります。人口の多い順に言いますと、名古屋市、豊田市、岐阜市、岡崎市、一宮市、豊橋市、そして四日市市となるわけです。8市の中で人口規模では7番目の都市となります。ただ、税収という視点から見ると、今、四日市市では非常に経済活動が活況でありますので、1番が名古屋市、2番が豊田市、3番が岡崎市、そしてその次が四日市市ということで4番目に位置します。さらに、この人口30万人以上の都市の中で、市民一人当たりの税収は、豊田市、名古屋市に次いで四日市市は3番目になります。
今、四日市市は、先ほど申し上げたように経済活動が活況であるということと、転入人口がこの数年増加してきているという状況です。税収、また人口においても、四日市市は非常に元気がある自治体の一つであるということであります。過去、四日市市は、財政面、また人口状況においても厳しい時代もありましたが、今はそういった時期とは大きく変わってきているということを皆さんも認識していただきたいと思います。この10年間は攻めていく期間であると思っていますので、しっかりと四日市市の存在感を示していけるような施策を構築し、実行していただきたいと思います。
ちなみに、四日市市が名古屋圏でどういうポジションにあるのかというと、まず、名古屋市が真ん中にあります。先ほどお話しした人口の順番ですと、豊田市、岐阜市、岡崎市、一宮市、豊橋市、そして四日市市がありますが、この豊田市、岡崎市は、名古屋市から30kmほど東にあります。そして、岐阜市、一宮市は名古屋市から30kmほど北にあります。それで、名古屋市から30kmほど西にあるのがどこかというと、四日市市なんですね。名古屋市を中心として30km圏内のトライアングルができるわけです。
ですから、四日市市は三重県内で存在感を示していくことも大事ですが、三重県という枠を飛び越えて、この東海エリアでいかに西の拠点として頑張っていけるかというところをしっかりと取り組んでいきたいと思っています。名古屋圏の西の拠点である四日市市ですから、しっかりとさまざまな施策に力を入れて、東海エリアを代表するような住民サービスの向上にも努めていただきたいと思います。そういった意味で、「存在感」という言葉をこの年初の挨拶で申し上げました。
次に、これはかねてから話をしていますが、働き方改革についても継続的に取り組んでいただきたいと思います。名古屋圏の中心的な都市として、やはり職員が働きやすい環境を構築する責任もあると思っています。
今、各部署で時間外勤務を減らしていこうという取り組みをしていただいていると思います。今年度、年度当初から各部署で時間外勤務の目標設定をしてもらいました。その目標をもう一度確認してもらい、できる限り目標を達成できるように取り組んでもらいたいと思います。働きやすい職場であることが、この市役所のパフォーマンスを最大限に発揮できる最低限の条件であると考えております。東海エリアにおいて代表的な働き方改革を進めていく市役所であるということも併せて発信していきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。
最後になりますが、引き続き、「31万人元気都市」を目指して四日市市は突き進んで行きます。四日市市を盛り上げていくためには、市役所が盛り上がらなければいけないと思いますので、市役所が中心となって、この四日市市を三重県、そして東海を代表する都市へ導いてもらいたいと思います。もちろん市役所の中では私がトップですので、私が熱い思いを持って頑張っていきたいと思います。
私のモットーは、やると決めたら全力でやるということです。ぜひとも、皆さまもそれぞれの目標を設定してもらい、それに対して全力でこの一年間取り組んでもらいたいと思います。四日市市役所としてのプライドと自信を持って、この一年、2019年を共に頑張ってまいりましょう。
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