大規模地震を想定した災害対策訓練を実施しました

　当院における災害発生時の初動対応の確認及び傷病者受入に必要な知識・技能の維持・向上をはかるため、12月14日（金）に災害対策訓練を実施しました。

　人員が少なくなる休診日昼間（15時00分頃）に震度6強程度の地震が発生。当院には大きな被害はないが、多数の傷病者来院が想定されるという設定で、（1）暫定災害対策本部設置・運用訓練、（2）トリアージ※エリア設置・運用訓練を実施しました。

※トリアージとは、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うことをいいます。重症を赤、中等症を黄、軽症を緑に選別します。

　暫定災害対策本部においては、休診日に在院する外科当直医師・内科当直医師・当直師長が中心となって、各病棟等から提出される被災状況報告書の収集・整理・解析から、被災患者受入実施可否の検討・決定、各エリア・担当部署間の連絡・調整等を行いました。

　トリアージエリアにおいては、トリアージポスト・赤エリア・黄エリア・緑エリアにおいて、傷病者に対するトリアージの実施、災害カルテ・傷病者リストの記入、各エリアでの受入・暫定対策本部への連絡などを実施しました。

暫定対策本部における被災状況報告	暫定対策本部における被災状況の整理
模擬患者受入	トリアージエリアの状況

　当院は、災害拠点病院として、今後も継続的に災害対策訓練を実施することにより、災害対応力の強化を図ってまいります。