六次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定証交付式

平成30年10月12日（金）四日市市役所にて、六次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定証交付式が行われました。

　これは、農林漁業者等が、農林水産物及び副産物（バイオマス等）の生産及びその加工又は販売を一体的に行う事業活動に関する計画を策定し、農林水産大臣が認定するものです。平成30年9月期認定（平成30年9月28日付け認定）では、三重県の事業者の計画が1件認定され、本市のひなた農園　吉田菜穂子さんの計画が認定されました。（本市の認定は通算6件目）

　吉田さんは、四日市鈴鹿地域農業改良普及センターの指導を1年ほど受けたあと、平成27年4月から本格的に農業に取り組まれてきました。農薬・化学肥料を使用しない方針をとり、西洋野菜を中心に年間20～30種類の露地野菜を栽培し、三重県や愛知県の飲食店、ホテル、直売所など10数件に販売しています。

　吉田さんの計画は、旬の野菜をなるべく長く味わえるように、ピクルスに加工して製造販売するというものです。原料の酢には、株式会社MIKURA（三重県南牟婁郡御浜町）が製造する穀物酢を使用し、農薬・化学肥料を使わずに育てている野菜に加え、着色料や防腐剤などの添加物を一切使用しないことで、健康志向の顧客へアピールしていきます。また、加工は、市内の社会福祉法人ぬくもり結の里「ピアステーションあゆみ」に委託し、農福連携も進めていきます。

　交付式では、東海農政局三重支局の藤田地方参事官から、吉田さんへ認定証が交付され、その後、各出席者から激励の言葉が送られました。
 　吉田さんからは、「四日市の食の豊かさをアピールしていきたい。」「株式会社MIKURAの社長とともに、女性農業者として六次産業化に精力的に取り組みたい。」という意気込みが述べられました。