平成30年04月19日 記者発表資料 ユネスコ無形文化遺産 国指定重要無形民俗文化財「鳥出神社の鯨船行事」継承マニュアル【平成29年度版(2017年)】の作成について
問い合わせ番号:15240-9951-5437 更新日:2018年 4月 19日
四日市市教育委員会では、「鳥出神社の鯨船行事」を将来に向けて継承していくための一助とするため、平成29年度より「継承のためのマニュアル」の制作に着手しました。
このたび、平成29年度時点で記録を終えたものについて、平成29年度版として下記のとおり冊子とDVDを作成しました。
記
1.成果物
(1)「鳥出神社の鯨船行事」継承マニュアル 活字版 80頁(表紙を除く)
(2)「鳥出神社の鯨船行事」継承マニュアル 映像版 DVD(11枚組)
2.内 容
(1)鯨の製作(ハリボテの鯨の製作についても、各組で創意工夫がなされています)
(2)鯨船の組立て(祭りが終わると、すべてバラして収蔵しています)
(3)太鼓 唄(太鼓と唄いが祭りの進行を司ります)
(4)ハダシ(羽刺し:ハタシ・ハザシとも呼びます)(祭りの主役がハダシで、各組により踊りや所作に差異があります)
(5)祈祷(祭りの無事を祈って事前に鳥出神社により祈祷を受けます)
(6)船上練習(各組とも地上で練習をしたのち、中島を除く各組は船上での練習を行います)
(7)化粧 着付け(化粧や着付けは基本的に各組の女性陣によって支えられています)
(8)鎮火祭(祭りや町内の無事を祈って、祭りに関わる者がお祓いを受け、持ち寄った竹や藁で作った松明に神火を灯します)
(9)町練り(8月14日には、町練りと称して、各町内で練りと鯨突きを行います)
(10)本練り(8月15日には、各組が順番に神社境内に参入し、本練りを奉納します)
(11)宮参り(すべての行事を終えて、神社に無事を感謝して参拝します)
3.制作部数
各20部
4.主な配付所
富田鯨船保存会連合会(北島組・中島組・南島組・古川町)
富田地区市民センター
関係各課ほか
5.その他
なお、降雨などにより未収録となった部分については、引き続き取材し作成していきます。
お問合せ
四日市市教育委員会事務局社会教育課
担当:堀越 TEL 059-354-8240
E-mail:syakaikyouiku@city.yokkaichi.mie.jp
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎9F)
電話番号:059-354-8238
FAX番号:059-354-4873