平成30年4月　年度初め市長訓示

　皆さま、こんにちは。
　いよいよ平成３０年度がスタートしました。心機一転、四日市のために、そして四日市の未来のために、また一年頑張っていこうではありませんか。
　この年度初めの市長訓示ですが、これまではありませんでした。しかし、これからは行っていこうということで、今回開催しているわけです。なぜ行うのかということですけども、やはりこの年度の初め、新しい体制になった直後に、市長と職員の皆さんが一丸となれる、心を一つにできる場というものが必要ではないかということで、今年度から年度初めの市長訓示をスタートすることにしました。
　昨年度は市制施行１２０周年ということで、一年間非常に盛り上がることができました。市民企画イベントも５６のイベントが開催されました。つまり、平均すると週に１回のペースで１２０周年記念イベントが開催されていたわけです。この１２０周年の盛り上がりを、新しい年度、この平成３０年度もいかに引き継いでいけるかというところが大事だと感じています。
　昨年度はイベントが多かったのですが、イベントについては一息つくところです。次は１２３周年を目標に頑張っていきたいのですが、まずは１２１周年というこの年度は、目の前にある現場の仕事を着実に遂行していただきたいと思っています。その日常業務の中から、ぜひとも四日市に活力が生まれるような取り組みを進めてもらいたいと思っています。
　それで、皆さまが現場の仕事に従事してもらいながら盛り上げていくのとプラスアルファでお願いしたいことがあります。

　まずは、年始の挨拶でも申し上げたように、情報発信にこだわっていただきたいと思っています。キーワードはシティプロモーションです。今年度、四日市市は新たにシティプロモーション部を創設しました。市民の誇りを醸成していく大きなキーワードであります。四日市市民へのアンケートでは、四日市市への愛着は高いけれども、誇りは少ない、マイナスであった。この状況、マイナスというギャップを何としても埋めていきたいと思っています。
　情報を作っていくことも大事ですし、情報を発信していくことも大事です。シティプロモーション部はできましたが、これは代表的に行っていただくのであって、基本的に情報の創出と発信は各部、各課で行っていただきたいと思っています。職員一人一人が当事者意識を持って積極的な情報発信に努めてもらいたいと思っています。四日市にはいい情報がたくさんある。誇れる情報がたくさんありますから、ぜひとも各部、各課で情報発信に努めていただきたいと思っています。
 

　二つ目は、目標管理です。今は業務棚卸表がありますが、この制度を少し変えていきたいと思っています。業務のための業務棚卸表ではなく、しっかりと組織として目標を追い求めていけるような仕組みにしていきたいと思います。
　細かい制度設計はこれからしっかり構築していくとして、私が求める目標管理像としてぜひお願いしたいのは、各課レベルで数値を使った目標を立ててもらいたいということです。それを課で共有する。そして一年間心を合わせてその数値を追い求めていってほしいと思います。この目標値は市民にも公開していこうと思っています。全市民、全職員が共有できる各課の数値目標を立ててください。なかなか立てにくい課もあると思いますが、何とか知恵を絞って定量的に測れるような数値目標を４月末までに決めてもらいたいと思っています。それは課長の役割ですが、次長、部長も一緒になって各課での目標設定をして、課の職員全員が一丸となれるような目標設定をお願いしたいと思います。
 

　三つ目は、ワークライフバランスです。働き方改革です。時間外勤務を徹底的に削減していきたいと思います。人事課中心にさまざまな新しい制度を作っていまして、この４月から稼働し始めます。制度に則りながらぜひとも各課での時間外勤務の削減に努めてもらいたいと思います。年間を通して過度な時間外勤務を行う職員はゼロにしていただきたい。絶対にゼロにするという思いで進めてください。年度初めから調整していかないと調整がつかなくなってきます。皆さんの承認がなければ時間外勤務はできないわけですから、しっかり部・課で統制をとっていただきたいと思います。
 

　四つ目は、四日市市役所としてものが言える、風通しのいい組織をつくっていきたいと思っています。私自身も、市長自らそういうことを促していきたいということで、昨年度は朝礼に参加しました。昨年１月から今年３月までですので１年３ヶ月かかったわけですが、全部署を朝礼で回りました。これは今年度も実施していきます。
　あと、今年度から新しい取り組みとして、若手職員を対象に市長とのランチミーティングを開催したいと思っています。各部ごとに、意欲のある職員と私がランチしながら会話していく場をつくっていきたいと思っています。できる限り現場に足を運ぶ、そしてたくさんの職員と市長自ら会話していく機会をつくっていきたいと思っています。詳しくはまた秘書課から案内がいくと思いますけども、若手職員とのランチミーティングを今年度新しい取り組みとして実施していきます。ぜひとも管理職の皆さんのご協力のもと成功させていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
 

　とにかく、さまざまなキーワードがありますが、シティプロモーション、情報発信ということと、この四日市市役所を強い組織にしていきたいという私の思いがあります。さまざまな角度からお話しさせていただきましたが、四日市市役所が強くなければ、四日市自体が強いまちになっていかないと思っております。３１万人元気都市四日市を構築していくために、四日市市役所を本当に強い組織にしていくために、ぜひとも力を貸していただきたいと思っています。
　この一年間、また新しい一年が始まりますけども、選ばれるまち四日市になるために、一生懸命、ともに頑張ってまいりましょう。一年間、よろしくお願いいたします。