六次産業化・地産地消法に基づく事業計画の認定証交付式
問い合わせ番号:15205-0199-3287 更新日:2018年 3月 14日
平成30年3月8日(木)四日市市役所にて、六次産業化・地産地消法に基づく事業計画の認定証交付式が行われました。
これは、農林漁業者等が、農林水産物及び副産物(バイオマス等)の生産及びその加工又は販売を一体的に行う事業活動に関する計画を策定し、農林水産大臣が認定するものです。平成30年3月期認定(平成30年2月28日付け認定)では、三重県の事業者の計画が4件認定され、本市では寺田農園 寺田俊治さんの計画が認定されました。(本市の認定は通算5件目)
寺田さんは、平成24年から本市の農業センターでのビギナー研修を受講後、本格的に農業に取り組まれ、露地野菜や黄桃を中心に栽培してきましたが、平成28年から青パパイヤの栄養価の高さに着目し、栽培を始めました。
また、青パパイヤは栄養価が高いが、堅くて食べにくいという声を受けて、平成29年からはパパイヤの葉にも高い栄養価があることに着目し、パパイヤの葉をお茶に加工して商品化されました。
寺田さんの計画は、青パパイヤ、パパイヤ葉茶の生産量を拡大することに加え、規格外品の有効活用を図るため、青パパイヤの実を原材料とした食品添加物不使用の加工食品を開発し、商品化と販売を行うというもので、具体的には
・青パパイヤの実を千切りし乾燥した「乾燥パパイヤ」
・青パパイヤの実を千切りし乾燥、焙煎した「乾燥パパイヤ実茶」
・青パパイヤの実を千切りし乾燥、粉末化した「パパイヤパウダー」
・青パパイヤの実を千切りし乾燥、焙煎し粉末化した「パパイヤ実茶パウダー」
等の開発に取り組み、これらの活動によって、パパイヤ栽培面積の拡大と雇用の創出をするとともに、地域での新規栽培農家を育成し、遊休農地の解消と地域特産品化し、経営の安定化を確実なものとしていくというものです。
東海農政局三重支局の藤田地方参事官から、寺田さんへ認定証が交付され、その後各出席者から激励の言葉が送られました。
また、寺田さんからは、お礼の言葉と「『四日市といえばパパイヤだよね』と言われるようにがんばっていきたい」という意気込みが述べられました。
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