平成30年02月07日 記者発表資料 京町地内における土壌汚染について
問い合わせ番号:15178-2874-9878 更新日:2018年 2月 7日
1 発表事項
京町地内における土壌汚染について
2 発表内容
平成30年2月6日、三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項の規定に基づき、京町114番1及び114番2の土地について、土地所有者から土壌汚染の発見に係る届出書が提出されました。
届出によると、平成29年10月14日から平成30年1月16日にかけて、自主的に所有地(687. 01㎡)について、土壌調査を実施したところ、全9区画中、土壌溶出量基準を1区画で、土壌含有量基準を2区画で超過しました。(地点は別紙参照)
なお、土壌溶出量基準を超過した区画に設置した観測井戸で地下水を調査したところ、基準を超過する有害物質は検出されなかったことから、周辺環境への影響はないと考えられます。基準を超過した有害物質及び濃度は次のとおりです。
土壌調査結果(溶出量)
物質名 | 最大濃度 (土壌溶出量基準の倍数) |
土壌溶出量基準 | 汚染深度 |
鉛及びその化合物 | 0.032mg/L(3.2倍) | 0.01mg/L | 表層~0.5 m |
土壌調査結果(含有量)
物質名 | 最大濃度 (土壌含有量基準の倍数) |
土壌含有量基準 | 汚染深度 |
鉛及びその化合物 | 1,300mg/kg(8.67倍) | 150mg/kg | 表層~0.5 m |
3 対応方針
(1) 2月8日、現地への立入調査を実施します。
(2) 汚染範囲の土壌については、土地所有者による掘削除去工事が行われる予定ですが、
事前に工事計画書を提出させ、工事が適切に行われるよう指導します。
【参考】
(1) 鉛について
古くから人類に利用されていた金属であり、現在でも鉛蓄電池やはんだ等に広く用いられています。地殻の表層部には重量比で0.0015%存在し、広く存在するため、地質等に由来するものも発見されます。そのため、人の組織等にも通常存在しますが、高濃度の鉛では貧血や筋肉の虚弱などの中毒症状があらわれます。また、無機鉛化合物では発ガン性があるとされています。
関連ファイル
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎5F)
電話番号:059-354-8188
FAX番号:059-354-4412