平成29年08月22日 記者会見要旨
問い合わせ番号:15059-0675-7512 更新日:2017年 9月 5日
市長定例記者会見
日時
平成29年8月22日(火曜日) 午前11時~
場所
7階部長会議室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、CTY、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ、読売新聞
市側
市長、市川こども未来部長、荒木政策推進部次長・政策推進課長、山口こども未来部参事・こども未来課長、松岡政策推進部参事・秘書課長、前川生活環境課長補佐、小松広報広聴課長ほか
発表事項1.子育て支援アプリ「よかプリコ」の配信開始について
市長:この「よかプリコ」は、「よっかいち!アプリDe子育て」の略である。子育て世代にとって、よく利用されるスマートフォンを活用して、必要なときに必要な情報を得られる体制を整えていこうということで、今回、アプリケーションを導入する。
配信の開始日は、8月28日からになる。
主な機能として、お知らせ機能、予防接種のスケジューラ、子育て支援施設の検索、子育て支援情報、成長記録、育児日記ということになっている。例えば、出産予定日やお子さんの誕生日を入れると、妊婦向けの情報やお子さんの健康診査の日程などをお知らせする。また、予防接種のスケジューラ機能を使うと、接種日前に自動的に表示されるので、予防接種のタイミングも分かる。また、市内の各子育て施設を検索することができるほか、写真やコメントも入れて日記形式でさまざまな子育ての思い出を蓄積していけるといったアプリになる。
こういったアプリを導入するのは県内で初めてであり、本市から三重県を、また子育てを盛り上げていきたいと思っている。
市川こども未来部長:デモンストレーションの画面ができあがっている。
山口こども未来部参事・こども未来課長:初期の入り口として、「HOME」「地域の子育て情報」「成長のきろく」の3画面がある。今回は、「こにゅうどうくん」という名前で入力されているが、今日が子ども生まれてから何日目、という形でスケジュール管理をしている。子育て情報として、例えば、保育園、幼稚園、子育て支援センターなどの情報が、こちらの画面から見られる。「成長のきろく」では、「できたよ記念日」ということで、はいはいができたとか、あくびをしたというものが、それぞれ入力日順に表示できて成長記録が見られる状態になっている。
市川こども未来部長:広報としては、妊娠されると妊娠届けをして母子健康手帳を配布させていただくが、母子健康手帳に挟み込めるように小さいサイズのチラシを作ってお知らせする。既に母子健康手帳をもらっている人には、いろいろなところで知っていただけるように、まずは「広報よっかいち」の9月上旬号内の記事にQRコードも付けて、ここから入っていただけるような工夫もする。また、1歳6カ月児健診や3歳児健診、子育て支援センターや予防接種を受託していただいている医療機関にポスターを貼らせていただく予定である。ここでもQRコードを読み込んでいただける形にしてある。
市長:私も子育て中であるが、母子手帳をなかなか父親が見ることもなかった。ファミリー機能があり、家族で別々の端末に、アプリをダウンロードして共有して子どもの情報を見ることができるということもある。お父さんもたくさん子どもの情報を見ていただけるようになるので、家族での子育てが非常に充実してくると思っている。
質疑応答
質問:母子健康手帳では得られない情報は何か。
回答:母子健康手帳は紙ベースであり、一方、アプリは、リアルタイムで、例えば今日は、このような子育てのイベントがあるという情報もスマホで受信することができる。それから、母子健康手帳には写真を貼ることはできない。母子健康手帳は、メモするところで何月何日にはいはいができたと書くことはできるが、アプリは、写真付きでアルバムのようにずっと成長記録を追っていくことができる。また、現在、予防接種は、定期予防接種が8種類、任意予防接種が主に3種類で、それぞれワクチンの接種を1回打ってから何週間後に打つという管理をしなければいけない。このアプリは、最初にワクチンを打った日を入力すると、自動的に次はいつぐらいに打つということをお知らせをしてくれる。そのあたりも、今まで予防接種の管理で、いつ受けたらいいのかを迷っていた保護者の皆さんの手助けになると思う。(市川こども未来部長)
トップページに、新たなお知らせがあると表示される。そこで、何日後に予防接種があると知らせてくれるということもあって、予防接種の受け忘れがないということも大きな理由の一つである。(山口こども未来部参事・こども未来課長)
質問:予防接種の受け忘れは意外と多いのか。
回答:お子さんの体調などで予定日に受けることができなかったときに、母子健康手帳ではまだ受けていないというアラームが鳴らないので、自分で覚えていないといけない。また、予防接種には生ワクチンと不活化ワクチンがあり、それも接種後4週間以上開けて受けなければいけないのが生ワクチン、不活化ワクチンは1週間以上開ければ受けられるということもあって、それを区別しながら、お父さん、お母さんが管理をしている。主にお母さんの場合が多いと思うが、今は働いていて、いろいろと忙しい中、スケジュール管理をしていかなければならないので、そういったことがスマホでできるようになれば、非常に便利になると思う。(市川こども未来部長)
質問:アプリをつくった背景として、孤立しがちになる家庭で子育てをすることが心配で、なるべくイベントに出てきてほしいということで、こういうものがあるといいのではないかというような自治体もあるが、四日市市も同じような理由なのか。
回答:本市の場合、特に転勤族が多く、近くに地縁、血縁者がいないという孤独な子育てをしていて、引っ越してきてから全然情報が入ってこないという悩みを寄せられる人もみえた。そういうところを考えると、市から情報が発信されて、イベントのお誘いができることはいいと思っている。(市川こども未来部長)
質問:名称は公募したのか。
回答:公募はしていないが、こども未来部でも子育てをしている世代が何人かいるので、「四日市」「子育て」「アプリ」をキーワードに、幾つか候補をつくって、これが一番しっくりくるというものに決めた。(市川こども未来部長)
質問:職員の中で決めたのか。
回答:そのとおり。四日市の「よか」は入れたい。父親の子育てマイスター講座を開催しており、「よかパパ相談」というパパの相談も実施している。「よか」を最初に付けて、アプリの「プリ」、最後に子育ての「コ」ということで、「よかプリコ」に決めた。(市川こども未来部長)
質問:先ほど保育所・保育園が選べるという話があったが、保育園は選べるのか。
回答:どのような保育園なのかという、保育園や幼稚園の情報が、このアプリで見ることができるということである。(市川こども未来部長)
質問:地域で決まっているのではなくて、自分で保育園を選べるのか。
回答:保育園は全市施設であるので、どこに行きたいのかは選べる施設である。ただし、待機児童の問題もあり、申し込みをしてもらって、そこに行きたいといっても必ずしもそこに行けるわけではないが、どこに保育所があるかは、すぐにこのアプリで分かる。その中から、候補を選んで所定の申し込みをしていただくことになる。(市川こども未来部長)
質問:このアプリの制作段階で、対象となる年代の職員にヒアリングや、アプリをつくる段階の材料集めをしたのか。
回答:こういう機能があったらいいという聞き取りをした。(市川こども未来部長)
質問:市民、例えば地区市民センターを利用されている人に聞き取りをしたのか。
回答:直接、市民ということではない。(三井こども未来課付主幹)
質問:今、このタイミングでつくるということは、何か意図するところがあるのか。
回答:一昨年から、子育てアプリが欲しい、また、市議会でも子育て中の若い議員から、ぜひこういうアプリをつくってもらったらいいのではないかという質問もいただいていた。市としても、転勤族が多いということや、予防接種の管理がしにくいということで、いろいろとホームページや「四日市子育てガイドブック」を作って、分かりやすい工夫をしてきたが、それでもまだ分かりにくいという声があり、それを改善するためにアプリをつくろうということになって導入した。(市川こども未来部長)
質問:予定日が自動的に表示されるとはアラームのことか。例えば、あなたの予防接種は何日ですと教えたら、そのまま放置されるのではなく、3日前にお知らせするということか。
回答:アラームの日付設定については、自分で、例えば前日とか3日前とか1週間前とか、設定できるということである。(三井こども未来課付主幹)
発表事項2.ごみ分別アプリ「さんあ~る」の配信開始について
市長:このごみ分別アプリケーション「さんあ~る」は、ごみの分別や減量に関する一層の啓発をしていくことを目的として導入する。既に紙面では十分発信しているが、市民の現在の生活状態の多様性も鑑みて、スマートフォン向けのアプリケーションでの一層の啓発をしていこうということである。
機能としては、各地域でごみを出す日が異なるため、地域ごとの「ごみカレンダー」、また、分別も非常に難しいところがあり、「分別帳」を検索していただければ、このごみは何のごみに分別されるかがすぐに分かる。そして、ごみ出しガイドブックの情報を見ることができる「便利帳」の機能もある。さらに、タイムリーに市のホームページで発信していくような内容を、このアプリでも発信したいということから、メッセージ機能も持っている。
ごみの分別に関しても、市民の理解が一層進んでいくのではないかと考えている。県内初の導入である。
前川生活環境課長補佐:これについては、日本語に加え、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語にも対応している。本市に住んでいる外国人市民の皆さんにも利用していただくことができるようになっている。また、通知機能も持っており、自分の住んでいる地域を登録しておくと、きょうは何の収集日であるかが通知される。このような通知をメールで配信するサービスを導入している例もあるが、メールは一つ一つ開けないといけないということがあって、手間であるという話もあった。このアプリケーションでは、情報が直接通知されて、そのままトップ画面に出てくるので、手間をかけずに見ることができ、利便性が高いと考えている。
質疑応答
質問:この「さんあ~る」は、大阪市のIT会社が開発したアプリでいいのか。
回答:それを活用させていただくことになる。(前川生活環境課長補佐)
質問:伊予市や横浜市も導入していると思うが、四日市市は何市目ぐらいになるのか。
回答:52市目である。(前川生活環境課長補佐)
質問:ごみの分別の誤りが多いのか。
回答:分別については、昨年、新しいクリーンセンターがオープンしてから、市民の皆さんからは、随分分かりやすくなったという声をいただいている。また、リサイクルにも力を入れており、積極的にご協力いただいているところである。しかしながら、ごみや資源物の分別が分からないといった問い合わせは今でもあり、今回のアプリケーションも活用いただきながら、分別の情報が容易に把握できるようにすることで、分別の誤りも減っていくと考えている。(前川生活環境課長補佐)
質問:ごみの名前を入れると、分別は何という検索機能が付いているのか。
回答:そのとおりである。(前川生活環境課長補佐)
質問:四日市市は地域ごとに収集されるものが違ったりはしないのか。
回答:分別の方法は基本的に一緒であるが、収集日程が異なる。(前川生活環境課補佐)
質問:地域を設定すればよいのか。
回答:そのとおりである。アプリケーションではさまざまな地域の日程などを見ることができるが、全く異なる地域の日程などを見ていてもいけないので、お住まいの地域を正しく設定していただきたい。(前川生活環境課補佐)
質問:地域というのは、住所で設定するのか。
回答:地区である。(前川生活環境課補佐)
質問:このアプリで、どんな効果を期待しているのか。
回答:ホームページで市から発信する情報、例えば、天候が台風といったときに、きょうの収集はこういう状況というお知らせもタイムリーに発信できる。スマートフォンで、手元で情報を見ることができるようになると、そういった情報発信に加え、たとえば、今は夏場であり、生ごみの水切りをしっかりと行っていただくと、カラスなどの被害が少なくなりますよ、といったような、市民の皆さんに対してごみの出し方などを啓発させていただく際に、一つのツールとして有効に働くことを期待している。(前川生活環境課補佐)
今年の大雪のときに、ごみの収集を控えたときがあった。ホームページなどで情報発信していたが、タイムラグもあって、ごみが出しっ放しの状況になった地域もあった。このアプリケーションも活用して、タイムリーに情報をキャッチしてもらえれば、そういったことも回避できるという期待もある。(市長)
質問:現状、ごみの減量については、リサイクルを進める以外にはないのか。
回答:現在は、リサイクルに加え、ごみの発生を抑制することを中心に啓発を進めている。このような中で、市から情報発信していく際には、ごみの減量、特にごみの発生を抑制するということを、一番強く皆さんにお願いしているところであり、ごみの減量について、こういう方法がある、こういうふうに協力してくださいといった情報発信のツールとして、このアプリケーションを十分に活用していただきたいと考えている。
また、啓発の部分に関して、「広報よっかいち」での掲載に加え、CTYの「ちゃんねるよっかいち」の放送やまた、住民に直接、文書が回っていく組回覧も行い、一人でも多くの皆さんに見ていただけるような手法を展開していきたい。また、クリーンセンターの見学者にも啓発をさせていただければと考えている。(前川生活環境課補佐)
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