特定外来生物「ヒアリ」について

1. ヒアリとは

　 ヒアリは南米中部原産のアリですが、現在はアメリカをはじめ環太平洋諸国にて生息していま
 す。日本では、外来生物法により「特定外来生物」に指定されており、平成２９年５月２６日に兵
 庫県尼崎市において、国内で初めて確認されました。
　令和元年１０月に東京湾で女王アリを含む多数のヒアリが発見されたことにより、環境省が全国５４港湾を対象に緊急的な追加調査が実施されました。同年１１月２１日に四日市港で調査した結果、霞ヶ浦北ふ頭（W８０コンテナターミナル）でヒアリが発見されました。 
　
　同港湾内にて、令和２年度に引き続き、環境省によるヒアリの全国港湾調査が実施されたところ、令和３年１０月８日にヒアリと疑わしいアリ約300匹がコンテナターミナル内で発見されました。その後、１０月１２日、環境省による同定の結果、ヒアリであると確認されました。発見後、調査受託業者が確認箇所周辺に殺虫餌（ベイト剤）を設置し、駆除を行っております。引き続き、環境省等は発見場所及びその周辺で目視及びトラップの設置による調査を実施する予定であり、本市としても調査等に協力していきます。

2. 特徴
 

 　 ヒアリ（出典：環境省）
 　・体長２．５ｍｍ～６．０ｍｍ
　 ・全体的に赤茶色で、腹部は黒っぽい濃い赤色
　 ・直径２５ｃｍから６０ｃｍ、高さ１５ｃｍから５０ｃｍ程度のドーム状のアリ塚を形成

   ■ 環境省パンフレット「ストップ　ザ　ヒアリ」
 
 

3. 見つけた場合

　 万が一、ヒアリと思われるアリを見つけた場合は強い毒を持つため触らないでください。市販の
 アリ用殺虫剤で駆除は可能ですが、刺激せずに市役所環境保全課（059-354-8188）か三重県四
 日市農林事務所（059-352-0655）、もしくは中部環境事務所（052-955-2139）までご連絡ください。
 
 

4. 刺された場合

　 もし刺された場合、２０～３０分程度は安静にし、体調の変化がないか注意してください。
　 様態が急変したときは、救急車を呼ぶなどしてすぐに医療機関を受診し、「アリに刺されたこ
 と」、「アナフィラキシーの可能性があること」を伝えてください。
 
5.環境省報道発表資料「四日市港におけるヒアリの確認について」（令和元年１１月２５日） 
「四日市港におけるヒアリの確認について」（令和３年１０月１３日）　

6. 関連リンク

　 ■ ヒアリに関する諸情報について（環境省）
　 ■ 特定外来生物「ヒアリ」等に関する情報（三重県）