平成29年01月12日 記者会見要旨
問い合わせ番号:10010-0000-3926 更新日:2017年 4月 1日
市長定例記者会見
日時
平成29年1月12日(木曜日) 午前11時~
場所
8階来賓応接室
出席者
報道機関
朝日新聞、伊勢新聞、共同通信、CTY、中日新聞、毎日新聞、三重テレビ放送、読売新聞
市側
市長、舘政策推進部長、山本消防長、青木消防本部参事・消防救急課長、松岡政策推進部参事・秘書課長、加藤政策推進部参事・広報広聴課長ほか
発表事項1.四日市市消防団への入団促進について
市長:本日は、私の重点的な政策の一つである地域力の向上につながる部分で、消防団の強化に関する二つの報告を行う。四日市市消防団への入団促進についてである。
まず一つ目は、昨年、機能別消防団員訓練指導班(学生班)を発足させて、本年1月1日に四日市市学生消防団活動認証制度を施行した。該当者に対し、1月17日に防災教育センターにおいて学生消防団活動認証状交付式を行う。
二つ目の施策として、四日市市消防団マスコットキャラクターの名前を募集する。このマスコットキャラクターは、市の鳥である「ユリカモメ」がモチーフとなっている。1月13日から募集を開始して、市内外の大勢の皆さんに名前を募っていきたい。
詳細は、担当者から説明する。
山本消防長:阪神大震災などを踏まえて、常備の消防職員だけでは賄い切れないところを、消防団の皆さんには、いろいろと活動をしていただいている。消防団員の数は全国的に減っており、全国の消防団員は平成2年に100万人を切って平成27年4月には86万人弱となった。
そこで、消防団の入団促進のため、本市でもさまざまな取り組みを進めている。市長から話があったとおり、昨年1月17日に学生消防団員の制度を発足させた。今回、ちょうど1年が経過して、彼らが活動することに対し、市長名で活動実績を証明することにより、学生消防団員が就職活動をするときに活動実績で寄与できるようにという目的で、本年1月1日から学生消防団員の活動認証制度を施行した。この第1号の認証式の式典を、1月17日に北消防署において行う予定である。北消防署に防災教育センターがあり、阪神・淡路大震災の日である1月17日に防災のパネル展を行う。そのオープニングとして、学生消防団員の認証式を行う。この日は緊急議会の日であるので、認証証明書は消防団長から渡していただく予定となっている。
2点目は、消防団の中にある広報部会で、ユリカメモをモチーフにした消防団の防火外とうを着たマスコットキャラクターのイメージ図を作ったので、この名前を広く市民に募集したい。
質疑応答
質問:学生消防団の任務の一つである避難所運営補助とは、消防団活動自体の任務の一つであるのか。ほかにはどのような任務があるのか。
回答:消防団員の任務は、大きく分けて二つある。従来の消防団は基本団員と言って、仕事を持ちながら、火事のときに消防車で現場へ来てもらう。台風や大雨のときに、水防活動や警戒活動をしてもらう。その基本団員とは別に、機能別消防団員という制度をつくった。消防団員のパートタイムのような形態で、広報などを専従で実施する。学生の場合、授業もあるので、実災害に出動してもらうことはない。機能別学生消防団員には、避難所の運営について広く市民に教えていただいたり、PR活動をしてもらったりといった活動を主にお願いしている。(山本消防長)
質問:PR活動や避難所運営補助が任務になるのか。
回答:そういったことがメーンの任務である。一部、学生消防団員で、通常の消防団の基本団員として、地区の消防団に入っている学生もいる。今回の場合は、いずれにしても学生消防団員として1年以上経験のある学生を認証する制度である。(山本消防長)
質問:地区の消防団に入っている学生は、この認証制度には対象にならないのか。
回答:対象になる。(山本消防長)
質問:機能別消防団員ではなくても、1年以上かつ6回以上の活動実績があれば、認証制度に該当するということか。
回答:そのとおりである。機能別の学生消防団員を広く募集しなさいということは国の政策でもあり、こういった広報や避難所運営を中心に実施した機能別学生消防団員は、昨年の1月から制度発足した。(山本消防長)
質問:機能別消防団員ではない人で、地区の消防団に入っている人も認証状を交付されるのか。今回、認証状を交付する3人のうち、機能別消防団員は何人か。
回答:今回は3人とも機能別団員である。(山本消防長)
質問:地区の消防団に入っている人も対象になる可能性があるということか。
回答:申請があって、該当すれば対象になる。(山本消防長)
質問:今、四日市に何人ぐらいいるのか。
回答:学生消防団といわれている人は22人。四日市大学がメーンとなっている機能別消防団員が17人、基本団員として動いていただいている学生が5人である。(青木消防本部参事・消防救急課長)
質問:四日市の消防団員は何人いるのか。
回答:条例定数が620人である。地区によっては、一部欠けているところもあり、全地区に条例定数の人数がいるわけではない。(山本消防長)
質問:だいたい何人ぐらいか。
回答:実員は585人である。(青木消防本部参事・消防救急課長)
質問:定数からは少し欠けているということか。
回答:全国的に定数に満たない傾向にある。地元の消防団の分団長をはじめ、いろいろと動いていただいているが、その消防団の皆さんだけでなく、我々もさまざまなキャンペーンを打ったり、今回のようなPRをしたりしながら、消防団の魅力を発信していきたいと思っている。(山本消防長)
質問:県内全体を見て、条例定数620人に対しての実員585人は、特別少ないわけではないのか。
回答:充足率は高い方と思っている。(山本消防長)
質問:マスコットキャラクターの名前募集について、このマスコットキャラクターは、どんな経緯でできたのか。
回答:消防団の広報部会は、消防団の中でネット配信やフェイスブックで広報を積極的にしている人を委員として集め、現在7人と部会長という形態で会議を実施している。本日も夜にその会議が開催される。毎年1月から2月に入団促進キャンペーンを実施しており、その会議の中で、消防本部の消防吏員側のキャラクターとして「ラブ」があるが、消防団のキャラクターはないので、ぜひ消防団のキャラクターも作っていきたいという話が出た。その一つのデザインの案として、市の鳥であるユリカモメをモチーフにした。初めは、デザイン自体を募集しようかという話もあったが、なかなかハードルが高いのではないか、それなら名前を募集したらどうかという経緯である。(水野消防救急課付主幹)
質問:広報部会とは、消防団員の皆さんで構成する組織であるのか。
回答:そのとおりである。(水野消防救急課付主幹)
質問:元となるデザインは、誰が、どのように考えたのか。
回答:グループの中にイラストの上手な人がいた。(山本消防長)
質問:団員の人が絵を描いたということか。
回答:原案は、事務局から提案している。(水野消防救急課付主幹)
消防吏員のマスコットキャラクター「ラブ」は、随分お馴染みになって、見られたことがある人も多いと思う。我々消防職員側では、レスキューと火事と救急という形でいろいろと活用しているが、消防団員についてもこういったイメージキャラクターが欲しいということがスタートである。(山本消防長)
質問:その新しいキャラクターは、どのように活用される予定か。
回答:今後は、いろいろなパンフレットなどに盛り込んでいきたいと思う。また、その後の状況を見ながら、今後の活用も考えていきたいと思っている。(山本消防長)
質問:今回募集されるキャラクターは性別不詳ということであるが、「ラブ」の性別は分かっているのか。
回答:性別は無かったと思う。(山本消防長)
質問:消防団でマスコットキャラを作っているケースは、結構あるのか。
回答:他都市でも例はある。(水野消防救急課付主幹)
こういったマスコットキャラをつくることによって、市民の皆さんに消防団に関心を持っていただきたい。また、興味を持っていただける人が増えてきたら、消防団に入団してみようというPR戦略になればいいと思っている。(山本消防長)
質問:マスコットキャラクターの服も、被っているヘルメットも消防団のものか。
回答:そのとおりである。我々消防吏員と消防団員の服やヘルメットは違うので、このマスコットキャラクターはきちんと再現している。(山本消防長)
「ラブ」同様、今回募集するマスコットキャラクターも、普通の活動服などに着せ替えられるようにしようかと思っている。(青木消防本部参事・消防救急課長)
質問:市外の人でも、マスコットキャラクターの名前は応募はできるのか。
回答:どなたでもできる。(山本消防長)
質問:学生消防団員の活動認証制度で、今回、認証される学生は、3人とも四日市大学4年生か。
回答:現在、大学4年生である。(山本消防長)
質問:今年3月に卒業する人で、この認証制度は県内では津市に次いで2番目ということでいいのか。
回答:そのとおりである。(山本消防長)
質問:この人たちの就職活動は、終わっているのではないか。
回答:終わっている。28年1月に学生消防団員という制度を正式に発足させたので、1年遅れた。今後は、順繰りに3年生のときに証明書を受け取っていただけ、就職活動に活用していただけると思っている。(山本消防長)
その他
質問:先日、地銀の統合交渉の報道が出て、四日市市でも三重銀行が話になっているが、この統合交渉について、市長の評価は、いかがか。
回答:まだ具体的な話が見えてこないのでコメントしづらいところではあるが、地銀の各行の体力強化につながるのであれば歓迎はする。ぜひとも、本市を中心に、動くのであれば動いてほしいというのはある。(市長)
質問:指定金融機関になっており、少なからず市民への影響があると思うが、地元の企業や市民にどういう影響を及ぼすとお考えか。
回答:詳しいことを聞いていないので、具体的な不利益とかは分からないが、業務に支障がないことを願っている。(市長)
質問:事前に、内々に何か話が来たりしたことはあるか。
回答:一切無いし、正式にも、まだ来ていない。(市長)
質問:報道で知られた内容の限りなのか。
回答:報道だけである。(市長)
質問:朝の駅立ちは続けているのか。
回答:個人的な活動として、就任後、朝の駅立ちは2回実施した。昨日、2回目の駅立ちをした。(市長)
質問:今後も、駅立ちできるときは実施していくのか。
回答:その予定である。議員のときのような頻度では無理であるが、業務に支障がない範囲で継続していく。(市長)
質問:今までは議員として駅立ちをされていたが、立場が変わって反応はどうか。
回答:全く違う。市長就任後であり、議員のときから見てくださっている大勢の皆さんもみえるので、大変喜んでもらえる。反応も良くなっているのは確かである。(市長)
質問:足を止めて聞く人もみえるのか。
回答:朝の時間帯であり、足を止めてまではいかないが、反応は良くはなっている。市議時代には声を掛けずに応援してくれていた人から、あえて声を掛けてもらったり、初めて声を掛けてくれたり、激励のメッセージをいただいたり、非常にやりがいを感じている。(市長)
質問:明日の所信表明に入る内容であれば、特段、答えていただかなくていいが、既に各部署への朝礼への参加を始められて、アンケートにするかどうかも含めて、職員から何らか意見を集めたり、考えたりしたいとおっしゃっていたが、その後、どのように集約するなど、何か決まったことや進展はあるのか。
回答:意見徴集方法は、まだ具体的な議論にはなっていないので、前回お話しした状況から変わっていない。朝礼は今日で2日目、都市計画課で挨拶させていただいた。だいたい週2回のペースで年間100カ所実施したいと思っている。朝礼と並行して、全職員のアンケート、意見の徴集の方法は、新年度くらいから議論していきたいと思っている。(市長)
質問:朝礼に2回参加されて、どのような感想を持たれたか。
回答:今まで基本的に職場には足を踏み入れたことが無かったので大変新鮮である。市長が現場に行くことは多くはないと思うので、この段階から率先して順番に回れているということは自分にとっても刺激になる。また、市長の顔を1年間に1回も見ないという職員もいると思うので、そういうことをなくしていこうと思う。身近な市長として、市役所一体となってやっていこうという空気を醸し出していくための大きな取り組みと今は感じており、全部署を回っていくことを粛々と進めていきたいと思っている。(市長)
質問:職員の反応をどう感じているか。
回答:直接聞いていないので分からないが、日常から非日常にはなるので、多分ピリッとはしていると思う。(市長)
質問:ポジティブな意味でのピリッとした感じか。
回答:どう思っているのかは皆さんに聞いてもらったらいいと思うが、私の人となりも知ってもらえ、怒るようなことは言っておらず、激励や一緒に頑張っていこうという空気を醸成していくような話をさせてもらっているので悪くはないと思う。(市長)
職員のモチベーションは上がると思う。(舘政策推進部長)
できる限り、市長を使ってほしいということも言っている。(市長)
質問:ヴィアティン三重のスタジアムの設立について、県も力を入れて予算を計上するという話もあるが、森市長はどのようにお考えか。
回答:市単独での議論はなく、何とも言えない。個人的には、Jリーグはあったほうがいいと思うし、スタジアムの問題で昇格できないということは残念なことだとは思う。(市長)
質問:今後、県と協議を重ねていく予定はどうか。
回答:まだそういう段階ではない。ヴィアティン三重も中央緑地に興味を示されている。具体的な話は、まだ一切進んではいないが、知事の発言には興味を持っている。(市長)
質問:今の段階では、中央緑地の整備をさらに進めてということか。
回答:まず国体をしっかり整備していく中で、そういったことができるかどうかは、また別の次元で考えていくことになる。(市長)
質問:明日、どのような気持ちで所信表明に臨まれるのか、どのような内容にしたいのかという思いの部分で、市議会や市民の皆さんにどういう思いが伝わればいいのかがあれば、少し教えていただきたい。
回答:これからの市政運営の基本方針を示させてもらうことは、選挙のときには「31万人元気都市宣言」という政策集を掲げて訴えてきたが、これからは訴えるのではなく、その部分を中心として実行段階に移していく期間に入っていくので、その記載内容についても、しっかりと、もう一度吟味をして精査したので、より思いの詰まったものになっていると思う。(市長)
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