平成28年10月11日 平成28年度全国学力・学習状況調査結果について
問い合わせ番号:10010-0000-3424 更新日:2017年 4月 1日
平成28年10月11日 市長記者会見資料
教育委員会 指導課
市政記者クラブ 各位
平成28年度全国学力・学習状況調査結果について
平成28年4月26日(火曜日)に実施された平成28年度全国学力・学習状況調査の四日市市の結果について報告します。
1 本年度の各教科平均正答率
|
国語 |
算数・数学 |
|||
A |
B |
A |
B |
||
小学校 |
本市 |
72.5 |
58.0 |
78.7 |
47.5 |
全国 |
72.9 |
57.8 |
77.6 |
47.2 |
|
中学校 |
本市 |
75.8 |
66.7 |
64.4 |
45.9 |
全国 |
75.6 |
66.5 |
62.2 |
44.1 |
(1)小学校 … 国語B、算数A・B3科目において、全国平均を上回りました。
下回った国語Aについても、昨年度-2.7ポイントであったのが、-0.4ポイントであり全国との差が大きく縮まりました。
(2)中学校 … 全教科において、全国平均を上回りました。
特に数学の成果は、本市の強みとなっております。
(3)今回の中学校3年生の結果を、同じ調査対象である小学校6年生時(平成25年度調査)の結果と比較したところ、正答率が国語A・Bで約4ポイント、算数・数学A・Bで約7ポイント改善されていることから、学力向上の取り組みの成果の現れと考えています。
2 改善の要因
以下の(1)~(4)の取り組みをくり返し実施していたことにより、一定の成果が見られたと考えています。
(1)少人数指導の充実
小学校算数において、ティーム・ティーチング(注)や少人数指導、および中学校1年生30人学級の実施により、児童生徒へのきめ細かな指導が行えるように、学習環境の充実に努めました。
(2)ICTを活用した授業の充実
電子黒板やプロジェクタ-等のICTの活用により、「わかりやすい授業」の実現に努めました。学習資料を写真や動画等で視覚的に提示することにより、授業のねらいを明確にすることができ、子どもたちの学習課題への興味・関心を高める効果がありました。
(3)全市的な「学力向上の取り組み」の推進
平成25年1月から、全市的な取り組みを進め、各学校での結果の分析や授業改善を図ってきました。
(取り組み1) 全国学力・学習状況調査趣旨等を踏まえた授業改善
例:調査問題と調査結果分析を活用して、自校の強み・弱みを把握し授業改善を図る。
(取り組み2) 学習習慣の確立と学力補充の充実(保護者・地域への協力依頼)
例:調査結果を活用し、家庭学習の定着や長期休業及び放課後等の補充学習、宿題の工夫を図る。
(取り組み3) 継続的な学びへの取り組み
例:学びの空白となる春季休業に着目し、継続的な学びを目指した取り組みを行う。
(4)「学力向上研修会」の実施
四日市市の全国学力・学習状況調査の結果を説明し、授業改善に向けた具体的な取り組み例について紹介や指導を行いました。
注: ティーム・ティーチング:授業場面において、2人以上の教職員が連携・協力して、一人一人の児童生徒および集団の指導の展開を図り、責任を持つ指導方法及び形態。
3 今後の取り組み
- 四日市市教育大綱に基づき策定した「学力向上アクションプラン」を着実に実行し、更なる学力向上を図ります。
- 論理的思考力・表現力を養うための1分間コメント、中学生スピーチコンテスト“THE BENRON”なども継続的に活用していきます。
- 文章要約力などの向上を図るため、新聞記事を活用した授業の充実を図っていきます。
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