コンテンツにジャンプ メニューにジャンプ
こにゅうどうくん

平成28年05月24日 記者会見要旨

問い合わせ番号:10010-0000-3410 更新日:2017年 4月 1日

市長記者会見

日時

平成28年5月24日(火曜日) 午前11時~

場所

7階部長会議室

出席者

報道機関

朝日新聞、伊勢新聞、CTY、時事通信、中日新聞、中部経済新聞、毎日新聞、三重テレビ放送、読売新聞

市側

市長、舘政策推進部長、前田市民文化部長、市川こども未来部長、
山本都市整備部長、森市民文化部参事・市民協働安全課長、
伊藤こども未来部参事・こども未来課長、
川森教育委員会事務局参事・スポーツ課長、
松岡政策推進部参事・秘書課長、川尻男女共同参画課長、
川尻都市計画課長、加藤政策推進部参事・広報広聴課長ほか

発表事項1.客引き行為等の防止に関する街頭啓発キャンペーン

市長:本市では、平成28年7月1日から、公共の場所において市民などに著しく不安を与え、迷惑をかける客引き行為などを防止して、もって生活の安全と地域の平穏を保持することを目的とした「四日市市客引き行為等の防止に関する条例」を施行する。

 昨年12月議会で可決されて制定したが、条例施行が7月1日であり、その1カ月前となる6月1日に、市と地元住民の皆さん、四日市南警察署とが合同で、条例による規制内容の周知と啓発を目的とした街頭啓発キャンペーンを実施する。この条例は三重県で初の条例であり、今までの経緯を見ると周知啓発に少し苦労する気もするが、周知啓発は非常に大事だと思っており、6月1日午後6時から午後7時ごろまでの約1時間、諏訪栄町の近鉄四日市駅北口ふれあいモール周辺で行う。参加者は、市長、諏訪栄・西新地地区防犯協議会の地元住民の皆さん、四日市南警察署長ほかである。市職員や警察署員など合わせて30人ぐらいになる予定である。諏訪公園南入口付近からスタートして、近鉄四日市駅北口ふれあいモールまでの区間において、来街者などにチラシ、啓発物品などを配布しながら、客引き行為などへの注意を促す呼び掛けを行う。また、同じく6月1日から、商店街の中の2カ所に啓発用の横断幕を掲示する予定になっている。

 詳しくは担当から説明をするが、この条例の特徴として、違反行為の規制の中で罰金制度も設けているが、まず口頭で指導して、その後勧告をして、さらにそれでも聞かない場合は中止命令を行う。最終的な対応としては、警察に対する告発も想定の中に入っている。

 この条例を施行すると日常的な巡視員のパトロールも必要になるが、巡視員を4人予定しており、警察OBの人を嘱託職員として採用して、巡視、パトロールをしていただく。

前田市民文化部長:当日は市議会から石川産業生活常任委員会委員長が参加をされる。また「客引き行為等の防止に関する条例」は、三重県条例の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」、いわゆる迷惑防止条例が前提としてある。本市の現状としてある、例えば、キャバクラ・ホストクラブの誘引や客待ち、異性による通常マッサージの客引きや客待ちを禁止する点について、新たに市の条例で規制をしようとするものであり、県条例と市条例の両方が合わさって機能するということをご理解いただきたいと思う。

質疑応答

質問:県の条例では規制されず、市の条例で規制されるのはどういうことなのか、分かりやすく教えてほしい。

回答:キャバクラやホストクラブの客待ち行為は、県の条例では残念ながら規制外であった。本市の現状として、こうした客待ちの人が大変多くて通行者や居住されている人が不安を感じられていることがあり、規制できないかと今まで検討を重ねてこうした条例となった。今後は、ここを規制していこうということである。(森市民文化部参事・市民協働安全課長) 

発表事項2.働く女性、働きたい女性のための相談窓口の開設

市長:女性が自分らしく能力や適性意欲に合わせて働いていただくための支援として、働く女性あるいは働きたい女性が抱えるキャリア形成や働く上でのさまざまな悩みについて相談できる窓口を6月4日から開設する。

 相談日時は、原則として、第1・第4土曜日の16時から19時までである。

 場所は、本町プラザ3階にある男女共同参画センター「はもりあ四日市」で行う。

 相談員は、キャリアコンサルタントにお願いをする。キャリアコンサルタントは、4月から国家資格になり、その有資格者に委託する形で行う。

 対象者は、市内に在住、通勤・通学している女性である。

 相談内容はさまざまであり、例えば、キャリアアップの方法、就職準備や就職活動に関する悩みやノウハウ、仕事と家庭の両立に関することなど幅広く受け付けをする。そのほかにも女性の就職に役立つ情報、例えば、子育てや介護支援に関する情報、あるいは国などが実施する研修、訓練などの就職支援情報の提供も行う。予約優先で、1人50分程度の相談になる。当日、空きがあれば、予約なしの飛び込み相談も可能である。ただし、相談であり、就職の斡旋は行わない。

 働く女性、働きたい女性のための相談窓口といっても、なかなか分かりにくいので、通称名を付けることになり、「働くウーマンナビ」と命名した。「働くウーマンナビ」で相談を受け付けるということである。

質疑応答

質問:窓口を開設する意義、狙いを、もう少し詳しく教えていただきたい。

回答:女性のための相談室は既に設けているが、今回、特に働く女性、働きたい女性のためということで、女性がいろいろ悩みながら仕事をしていく上で、これから仕事をしたいと思っている人のための相談窓口を設ける。(川尻男女共同参画課長)

質問:例えば、地方創生の女性の活躍に位置付けられるのか。

回答:地方創生総合戦略の今年度の新規事業として位置付けて、女性が活躍していただくために実施する。(舘政策推進部長)

質問:国からの補助メニューがあるのか。

回答:交付金に該当できないかという思いがあったが、結果的には市の単独事業になった。去年の地方創生総合戦略に基づく事業である。(舘政策推進部長)

質問:「はもりあ」は、何人ぐらいの相談体制であるのか。

回答:一般の女性相談は相談員が3人である。(川尻男女共同参画課長)

質問:今回、お願いする人は、お一人になるのか。

回答:委託で行うが、キャリアカウンセラーは当課にはいないため、相談日ごとにお一人ずつで受けてもらう。(川尻男女共同参画課長)

質問:別々の人が交替で来られるかもしれないのか。

回答:可能性はある。(川尻男女共同参画課長)

質問:人材派遣会社に委託されることになるのか。

回答:人材派遣会社ではないが、四日市市内にある株式会社O-GOEに委託する。こちらに相談の予約をしていただく。(川尻男女共同参画課長)

質問:どのような業種の会社であるのか。

回答:人材の紹介や就職活動に関することなど、三重県でも就労支援の事業をしているところの受け手になっていると聞いている。(川尻男女共同参画課長)

質問:県内の自治体で、こういう女性の働くことに関連して相談窓口を開設しているケースは、他にもあるのか、珍しいことなのか。

回答:県内では、三重県が開設していると聞いている。(川尻男女共同参画課長)

質問:市町では、開設しているところはあるのか。

回答:開設しているところは、今のところ聞いてはいない。(川尻男女共同参画課長)

質問:珍しいということか。

回答:一般的な就労相談はあるが、女性に特化したところはなかったと思う。(川尻男女共同参画課長)

質問:相談予約はいつから受け付けるのか。

回答:相談日は、第1・第4土曜日で、6月の第1土曜日に当たるのが4日になるので、6月4日から開始するが、予約は随時、受け付ける。(川尻男女共同参画課長)

質問:働きたい女性というと、今は保育園の話が大変話題になっているが、例えば、保育園に入るか入らないは別として、そういうことで悩んでいる人も対象になるのか。

回答:いろいろなことが想定されると思うので、どんな悩みでもお伺いする。(川尻男女共同参画課長)

今までも「はもりあ」に女性相談はあったが、今回は働くことに特化して相談を受ける。仕事と家庭の両立についても、当然、該当してくる。(市長)

質問:託児は無料とのことであるが、相談自体も無料でいいのか。

回答:そのとおりである。(川尻男女共同参画課長)

質問:相談日時は、月により第2・第3・第5土曜日に実施する場合もあるとのことだが、平成28年度の開設予定日は決まっているのか。

回答:決まっている。2月4日を除く毎月第1・4土曜日に加えて、10月29日(第5土曜日)、1月14日(第2土曜日)、2月18日(第3土曜日)である。平成28年度は22回の開設を予定している。(川尻男女共同参画課長)

発表事項3.第2子以降子育てレスパイトケア事業

市長:平成28年4月1日以降に第2子以降の子どもを出産した保護者を対象に、出産後における保護者の心身の負担軽減を図る目的で、その第2子以降の子どもの上の子(生まれた子の兄や姉)の一時保育の利用料が2回まで無料となるサービス(保育無料券の発行)を開始する。この制度は、出産後6カ月まで利用可能である。

 レスパイトの意味は、休息や休養という意味である。乳幼児、障害児・障害者、あるいは高齢者などの要介護者が福祉サービスなどを利用している間、家族などが一時的にケア、介護から解放されて、休息を取れるようにする支援サービスのことをレスパイトケアと呼んでいる。

 この背景には、核家族化や地域コミュニティーの希薄化により、子育て中の保護者たちの孤立感や負担感が非常に大きくなってきている現状がある。特に2人目以降を出産した場合に上の子どもがまだ就学前の幼児であることも多く、生まれたばかりの赤ちゃんと上の子どもの両方の育児を並行して行うこととなる。これが保護者にとって非常に負担が大きく、心理的なストレスや身体的な疲労も蓄積されるという課題がある。

 そうした状況を少しでも緩和して、気持ちに余裕をもって育児をしていただき、育児を楽しんでいただくお手伝いをするために、生まれた子のお姉ちゃんやお兄ちゃんを一時保育に無料で預けていただけるサービスを始める。この一時保育は、仕事や冠婚葬祭など、用事があるときだけではなく、リフレッシュしたいときや休みたいというときにも利用できる。この無料サービスの利用を契機として、本市のさまざまな子育て支援サービスを組み合わせて利用していただくことで、育児に対する不安感、負担感、孤立感の軽減につなげたいと思っている。こういう趣旨で、今回の第2子以降子育てレスパイトケア事業を開始する。ちなみに、この事業は三重県初の実施になる。

市川こども未来部長:出生届け出の際に、申請の用紙を全ての人にお渡しすることになっており、専用封筒で返送していただければ申請ができることになっている。保育無料券は、6月下旬から発送開始して、7月1日から利用可能の状況にしたいと思っている。一時保育は、市内の15園で実施している。産後うつなど、さまざまなことが報道されたりしているが、母子保健の保健師が訪問する中で、第2子を出産して母体の回復がおもわしくなく、たまには上の子を思いっきり遊ばせてあげたいというようなお声を聞いたことから企画した事業である。

質疑応答

質問:4月から申請用紙を配られていることだと思うが、申し込みの状況はどうか。

回答:今のところ20件ほどいただいている状況である。(市川こども未来部長)

質問:7月から使える交付申請が20件ほどあるということか。

回答:そのとおりである。(市川こども未来部長)

質問:対象者は、何人くらいいらっしゃるのか。

回答:1年間に出産される赤ちゃんの数は約2,700人前後であるが、第1子も含まれているため、そのうちの第2、第3子の人数把握はなかなか難しい。(市川こども未来部長)

質問:5月の途中では、今まで第2子以降が生まれた人の統計は取りづらいものか。

回答:年間利用件数から実績を出すことはできるとは思う。今は半年里帰りされる人もみえて、実家を利用できる人はいいとして、例えば転入していらっしゃったり、実家が遠かったりする人は、どなたにも頼ることができなくて、非常に悩まれているというケースも多いと思う。このレスパイトケア事業を契機に、保育園や子育て支援センターとつながっていただき、少しでも育児不安を和らげたいという趣旨である。(市川こども未来部長)

質問:例えば、出産した月が8月ぐらいまでは年度内の利用期限になると思うが、秋以降になってくると年度をまたぐと思う。次年度も実施していくのか。

回答:当然、継続していく予定である。(市川こども未来部長)

質問:利用期限は6カ月後ということが、このまま継続されるのか。

回答:そのとおりである。(市川こども未来部長)

質問:出生届け出以外に、この制度の周知は、どのような形で行うのか。

回答:ホームページや広報よっかいちで周知する。また、今年度はポスターを作成して、子育て支援センターや産科医にご協力をいただいて、貼っていただいている。地区市民センターなどにも、掲示してある。(市川こども未来部長)

 ちなみに、これも地方創生戦略に位置付けた新事業である。(舘政策推進部長)

質問:国の交付金をつぎ込んでいるのか。

回答:本市は今のところ、補助金、交付金が付かないため、すべて市の単独事業である。(舘政策推進部長)

 財政力のある市は、あまり交付金が付いてこない。(市長)

質問:県内初ということだが、全国的に見ると結構実施しているところはあるのか。

回答:あまり一時保育の無料サービスはない。調べてみたところで、近隣の市では滋賀県彦根市が半日無料の制度を実施していたり、宮城県塩竈市で子育てママのリフレッシュ事業を実施している。(市川こども未来部長)

質問:それも保育無料券か。

回答:一時保育の無料券である。ただし、人口規模もあり、塩竈市は一時保育を利用できる園は1園だけという状況である。(市川こども未来部長)

質問:全国的にそれほど多くないのか。

回答:そうである。もともと一時保育ができる枠が、都市部ではなかなか確保しづらいという部分があるとは思う。(市川こども未来部長)

発表事項4.平成28年大相撲秋巡業四日市場所

市長:四日市市中央緑地体育館において大相撲秋巡業四日市場所が開催される。巡業名物である「初切(しょっきり)」「相撲甚句」「握手会」など、本場所とは違った巡業ならではのイベントも満載である。

 地方巡業は、公益財団法人日本相撲協会の役割として、地方巡業を通じて相撲普及に努めるとともに全国の子どもたちに夢を与え、青少年の育成に寄与することが目的になっている。

 巡業は6月を除く偶数月、本場所は奇数月に開催される。四日市場所は、平成28年10月19日(水曜日)になる。

 横綱、大関を初め力士全員が参加で、行司、呼出ほか裏方も含めると260人を超える非常に大所帯で全国を回られている。10月17日から順次、本市を訪問されて四日市において宿泊をされる。したがって、経済効果もあり、シティプロモーションの一環としても大いに寄与していただけると思っている。

 主催者は、中京テレビ。後援は、四日市市、四日市市教育委員会、四日市商工会議所、株式会社シー・ティー・ワイ。

 四日市市と四日市市教育委員会の対応については、チラシとポスターを24地区市民センターをはじめ市内の74カ所に設置する。また、横断幕を市役所庁舎および総合会館1階、中央緑地体育館に設置する。さらに、市役所北側の立体駐車場東側に懸垂幕も掲示をする。

 想定される来場者は、約4,500人である。

 当日のスケジュールは、8時に開場して、13時30分から幕内・横綱の土俵入りがあり、13時50分に幕下トーナメントの表彰式を兼ねてセレモニーを行う。そのときに私の挨拶もさせていただいて、15時が打ち出し(終了)になる。8時から15時までのスケジュールになっている。

 前回の四日市場所は、平成9年の市制100周年のときに四日市ドームで開催しており、それ以来19年ぶりになる。

 これに関連して、6月27日に相撲協会副理事で巡業部の副部長でもある玉ノ井親方(元大関の栃東関)が本市を表敬訪問される予定である。また、表敬訪問を受けるときに、「こにゅうどうくん」の大相撲バージョンを初めてお披露目する予定である。

 幕下トーナメントの優勝者の力士には、萬古焼の土鍋を用意して贈呈するよう調整している。

 当日は、ちびっこ相撲があり、市内の幼稚園児をお招きする予定で調整中である。基本的に、土俵には女の子が上がれないルールになっていると聞いているが、5月13日の相撲協会の会議により、未就学児以下の場合は男の子も女の子も土俵に上がれることが決定された。今回の四日市場所でのちびっこ相撲については、市内幼稚園児、男女とも土俵に上がれることになると思う。

質疑応答

質問:表敬訪問の詳細が分かったら教えてほしい。

回答:表敬訪問については、後日お知らせさせていただく。(舘政策推進部長)

 先ほどのちびっこ相撲について、場合によっては保育園児もということになるかもしれないので、市内の保育園、幼稚園で調整するということでご承知いただきたい。(川森教育委員会事務局参事・スポーツ課長) 

発表事項5.鉄道友の会 2016年ローレル賞の受賞

市長:平成27年9月にリニューアルした四日市あすなろう鉄道の車両が、全国規模の鉄道愛好者の団体である「鉄道友の会」が選定する「ローレル賞」を受賞することになった。

 鉄道友の会は、昭和28年に設立された60年以上の歴史を持つ鉄道愛好者の団体である。会員数は約3,100人で、現在の会長は、JR東海の元社長で現在相談役をしておられる須田寛さんが務めている。

 ローレルとは月桂樹を意味する。ローレル賞は、昭和36年に制定された賞で、2015年は箱根登山鉄道、2014年は福井鉄道福武線が受賞された。今回、制作意図、技術、デザインなどの優れた特徴ある優秀車両として認められたものが候補となり、その中で、地域にふさわしく、地域へ貢献しているあすなろう鉄道が選ばれた。

 優秀賞であるローレル賞を受賞したことにより、四日市あすなろう鉄道そのものを全国に情報発信することもでき、観光、集客、交流を目的としたシティプロモーションの活動に寄与することができると思っている。さらには、受賞によって、地域の人や利用者にとって、より魅力的で親しみのあるあすなろう鉄道となり、さらなる利用促進につながるものと期待している。

 受賞対象は、現在、走っているアイボリーとブルーのツートンカラーの車両である新260系である。

 選定理由は、鉄道のレールの間が762ミリの非常に狭い特殊狭軌線のために、車内の幅も狭い制約された条件の中で、冷房化を図ったということ。また、内装や座席の改良などによって快適な車内環境を実現したこと。アイボリーとブルーの新しいツートンカラーのによって、従来のイメージを一新したということ。窓にUVカットガラスを採用して、室内の温度の上昇を防ぎ、冷房を入れたときにも効果を高めること。車内の照明にLEDを採用するなど環境面へも配慮していること。ラッシュ時の混雑緩和と乗降のしやすさに配慮し、2人掛けシートに比べて乗り降りがより簡単な1人掛けの固定クロスシートを採用したこと。シートについては、クッションを厚くし、背もたれを高くして、座り心地を向上させた。座席の肩の部分にハート形の手すりを設けたり、立っているお客さんが軽く腰かけるベンチシートを設置して、利便性の向上にも配慮した。以上のさまざまな点から高く評価をされて、ローレル賞の受賞に結びついた。

 授賞式は、秋ごろと聞いている。

山本都市整備部長:授賞式についての詳細なことは決めかねているが、秋ごろにはさせていただく段取りであり、そのときには利用促進、啓発につなげていきたいと思っており、よろしくお願いしたい。

質疑応答

質問:受賞について、近鉄時代の内部・八王子線を通じても、今まであったのか、全く初めてなのか。

回答:近鉄の時代はだいたい特急系が選ばれており、在来普通車両では奈良線の通勤車両が選ばれたローレル賞があるが、ほとんどが特急系のブルーリボン賞を受賞されていて、久しぶりな状態である。(山本都市整備部長)

質問:内部・八王子線で採用されている車両では全くないということか。

回答:特殊狭軌線では、黒部渓谷鉄道が1975年(昭和50年)に賞をとっている。(山本都市整備部長)

質問:賞が始まったのは何年からか。

回答:ローレル賞については昭和36年からである。(市長)

質問:毎年、発表されているのか。

回答:毎年発表されている。(川尻都市計画課長)

質問:改めて、市長から受賞の感想を聞かせていただきたい。

回答:公有民営方式になって1年が経ち、経営的に5,400万円の黒字が出たことは、いろいろな人に協力していただけたおかげであると感謝している。今回、栄えあるローレル賞を受賞することができたことで、これからあすなろう鉄道を情報発信する際に一つの売りになるので非常にありがたいと思っている。(市長)

質問:今後、新しい色にしていくと思うが、今回の色で賞を取って大丈夫か。

回答:現在の色はアイボリーとブルーのツートンカラーであり、先日、採用が決定した車両はブルーが黄緑色に変わることで大きな変化はない。ツートンカラーという点では同様で、同じように評価されると思う。(市長)

質問:車内は同じなのか。

回答:同じである。(川尻都市計画課長)

 鉄道の技術がほぼ熟成期に入っている中で、特殊狭軌線という形で、約40年ぶりに設計を起こして、新しい企画基準を満たした上で、近鉄グループでも技術力を問われるような作業をしていただいたことは、この鉄道友の会でも技術賞に値するというようなコメントもあったそうである。なかなか造っていない車両で非常に苦労された点も、地域鉄道を維持していくために重要だという点とつながって、賞を受けることができたというコメントをいただいており、そのとおりであると思う。(山本都市整備部長)

質問:ローレル賞とは、どういうものを表彰する賞であるのか。

回答:昭和34年に特急を対象にブルーリボン賞がスタートした。対象が特急であると、大手民間鉄道の特急ばかりになってしまうことからローレル賞をスタートした。通勤車両を対象にスタートしたが、バブル期を含めて華美なものがどうしても選ばれる傾向にあったため、地域にいかに貢献しているか、技術力があるかを見直していった。その中で、今回のあすなろう鉄道は、技術力もあるところも一つの評価点になったと伺っている。(山本都市整備部長)

質問:ブルーリボン賞がずっと前にあって、別にローレル賞が後からできたのか。

回答:昭和34年にブルーリボン賞をスタートして、2年遅れの昭和36年にローレル賞がスタートした。特急に偏るところがあったことにより、少し対象を変えられた。途中からは、過度な特急ではなくて、本当に鉄道として意味があるものを選ぼうとした。どちらかというと、今はブルーリボン賞が最優秀賞、ローレル賞が優秀賞というような仕分けになっていると伺っている。(山本都市整備部長)

質問:審査基準はどのようなものか。

回答:会員の中から10名程度の選考委員が選ばれ、今回の場合は候補車両が14車両選出されて会員で投票していただいた上で、選考委員会で決定がなされたと伺っている。(山本都市整備部長)

質問:デザイン、技術力、地域貢献が評価されたのか。

回答:それらが採点基準のベースになっていると伺っている。(山本都市整備部長)

質問:毎年、1車両ずつか。

回答:ブルーリボン賞は1車両、場合によってローレル賞は2車両選ばれることもある。該当なしというときもあったそうである。(山本都市整備部長)

質問:今年はあすなろう鉄道だけか。

回答:1車両であったかどうかは分からない。あすなろう鉄道が受賞するということしか伺っておらず、今、東京で発表されているはずであり、それを確認しないと分からない。他の車両の受賞については、教えていただけなかった。(山本都市整備部長)

質問:ちょうど今日の会見のように発表されているのか。

回答:同時にしていただいている。(山本都市整備部長)

その他

質問:先日、八郷地区連合自治会の皆さんが市長と面談され、朝明中学校は移転ありきではなく、現在地に残したまま改築、改修を検討してほしい旨の申し入れがあり、市長からは検討するというお言葉があったと聞いている。移転を考える構想で予算が通っていると思うが、選択肢に移転しないことを含んで検討するのか。

回答:朝明中学校の移転・建て替えの案が、市も教育委員会も最善と考えているが、八郷地区の住民の皆さんには十分にご理解いただけている段階ではない。八郷地区の住民のご意向として、現在地での建て替えを移転・建て替えの案と比較検討してほしいと言われたので、その比較検討はさせていただくと答えた。(市長)

質問:比較検討は、今年度予算における500万円の調査事業の中で行っていくのか。

回答:朝明中学校の移転・建て替えの前提で基本構想を策定中であり、議会にも予算を認めていただいている。移転・建て替えが現時点で最善のものと考えていることは事実であるが、地元の八郷地区住民の皆さんにご理解いただくためには、その気持ちも汲んだ上で比較検討もさせていただくと答えた。(市長)

質問:比較検討した結果、現在の位置でも問題ないとなった場合どうなるのか。

回答:今後、検討してみないと何とも言えない。今の案が最善だと考えている。(市長)

質問:移転・建て替えが最善と判断する中で、それを手法として選択肢に含めるぐらいか。

回答:八郷地区の住民は、八郷地区に学校を残してほしいという気持ちでおっしゃったと思う。八郷地区、大矢知地区の二つの地区を合わせて、朝明中学校区全体の教育課題についてトータルで解決する方策を2年ぐらいかけて教育委員会で検討してきた結果、メリットが最も大きくてデメリットが最も小さい案として建て替え方針に至った。経緯は説明させていただいたが、まだ十分にご理解が得られた状況ではないので、これからも八郷地区の皆さんのご意見も十分に聞かせてもらいながら、基本構想を策定して丁寧に説明を行っていく考えである。すでに移転・建て替えによる八郷地区在住の朝明中学校の生徒にとってのメリットについてお話ししたが、2地区を合わせた校区全体の7割以上の生徒の通学距離が短くなる。また、朝明中学校の生徒全員が新しく設備も良くなった新築の学校に入れる。さらに、現在の朝明中学校は大規模校であり、いろいろな教育的課題の解決方法で大きなメリットがある。また、移転・建て替えになると朝明中学校の改築スケジュールが結果的に前倒しされることになり、2地区合わせた教育課題の解決に大きく貢献する。抵抗感がある気持ちは分かるが、朝明中学校区全体の教育課題を解決する視点で考えていただけるように、丁寧に粘り強く基本構想で説明していきたいという思いである。(市長)

質問:移転になれば大矢知興譲小学校の校舎が手狭になっているなどの課題解決の視点もあると思うが、朝明中学校を現在地に残す場合の比較検討では、大矢知興譲小学校も対策をする前提とするのか。

回答:両方に手をつけることは、かなり難しくなると思う。(市長)

質問:小学校建設のためだけに新しい土地ということは、今のところないということか。

回答:現在地で改築した場合は、現在のマンモス校の朝明中学校の課題は一定程度解決できると思うが、大矢知地区における課題や他の課題はかなり積み残しされてしまう。

移転・建て替えが最善のものだと考えており、何とかご理解いただけるような材料を提供する意味もある。何が何でも強引に進めるということでは決してなくて八郷地区の住民の皆さんからもしっかり意見を聞かせてもらう。学校問題は非常に微妙な問題であり、誠意をもって説明を尽くす以外ないと思っている。(市長)

このページに関するお問い合わせ先

政策推進部 広報マーケティング課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎8階)
電話番号:059-354-8244
FAX番号:059-354-3974

このページに関するアンケート

このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
情報は役に立ちましたか?