平成28年11月01日 記者発表資料「企画展 古今やきもの饗宴 館蔵陶磁器セレクション」
問い合わせ番号:10010-0000-3377 更新日:2017年 4月 1日
記者発表資料(四日市市立博物館)
企画展 古今やきもの饗宴 館蔵陶磁器セレクション
企画書
- 趣旨
四日市市立博物館では、平成5年の開館から継続してこの地域の歴史、文化の足跡を示す様々な資料を収集してまいりました。なかでも四日市の産業を支えた萬古焼や、その関連資料は重要な収集対象です。
これまでも多くの萬古焼資料を収集し、展示することで、市民の皆さまに還元してまいりましたが、近年さらに新たな作品群が寄贈され、収蔵品が充実し、一層厚みを増してきました。
この企画展では、当館の萬古焼コレクションと併せて、「草央コレクション」などの新たに寄贈された資料の一部を公開します。その多くは初めて出品するものです。四日市のやきものに触れ、この地域の歴史や文化の豊かな実りを感じていただきます。 - 会期
平成28年11月8日(火曜日)から12月11日(日曜日)まで
注:休館日 11月14日(月曜日) 21日(月曜日) 28日(月曜日) 12月5日(月曜日) - 観覧料
一般600円 高・大生400円 中学生以下無料 - 主催
四日市市立博物館 - 後援
中日新聞社 朝日新聞社 毎日新聞社 読売新聞社 伊勢新聞社
エフエムよっかいち(株) 三重エフエム放送
(株)シー・ティー・ワイ 三重テレビ放送(株) NHK津放送局 - 展示概要
(1)萬古焼以前の事~草央コレクションの名品~
近年、弥生土器から信楽、常滑、伊万里などの国内はもちろん高麗、李朝などの異国の陶磁器等を含む137点が草央コレクションと名付けて寄贈されました。その中から選りすぐりの品々を公開します。注:47点
(画像)常滑 壺(JPG/467KB)
(画像)染付唐船文八角皿(JPG/1KB)
(2)萬古焼登場
萬古不易、いつまでも変わらず残り続けてほしいという願いを込めて、江戸時代後半に、朝日町小向で始まった萬古焼。 その歴史を3つに分けて概観し、新しいことにチャレンジする萬古焼の進取性を紹介します。注:54点
(1)萬古焼の始まり-古萬古-
(2)近代萬古焼のモデル-有節萬古-
(3)地場産業のシンボル-四日市萬古-
(画像)色絵龍文盛盞瓶(JPG/780KB)
(画像)腥臙脂釉鳳凰文蓋物(JPG/1KB)
(画像)福助土瓶(JPG/236KB)
(3)新しい萬古不易
戦後に入り、四日市に新たな表現力を持った陶磁器産業が興りました。進取性を継承した新しい萬古不易。その代表格として2つの企業製品を展示します。注:51点
(1)ミヤオカンパニーリミテドの製品
(2)松岡製陶所の製品
(画像)コック形塩胡椒入れ(JPG/538KB)
(画像)ワインデキャンタ(JPG/1KB)
(4)古今やきもの饗宴
これまで分けて紹介した三つのコレクションをテーマ別に1か所に集めてみました。まさに「古今やきもの饗宴」です。
注:61点
(1)注ぐ器 (2)飲む器 (3)盛る器 (4)生き物
トピックス 四日市萬古を支えた職人
明治以降の萬古焼を支えた名工たちの中に、伊藤豊助(晩成堂)と田中徳松(東錦堂)がいます。豊助は、成形の名人として精緻な作品を数々作り、徳松は、絵付けに優れた才能を発揮しました。
昨年、二人の関連史料が寄贈されたことから、その一部を紹介します。注:24点
(1)伊藤豊助と父、長平の作品
(2)田中徳松(東錦堂)の作品と功績
(画像)伊藤長平・伊藤豊助の作品(JPG/1KB)
(画像)田中徳松作 梅樹文重箱(JPG/1KB) - 関連行事
ギャラリートーク
日時 11月12日(土曜日) 23日(水曜日・祝日) 12月11日(日曜日)
いずれも14時から約1時間 特別展示室
会場 4階 特別展示室(要観覧券) - 問合せ先
四日市市立博物館 企画普及係
担当 田中伸一
電話 059-355-2702
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市安島一丁目3番16号
電話番号:059-355-2700
FAX番号:059-355-2704