平成28年08月25日 記者発表資料 平成27年度大気環境測定結果
問い合わせ番号:10010-0000-3297 更新日:2017年 4月 1日
平成27年度大気環境測定結果の公表内容について
発表事項
平成27年度大気環境測定結果を公表します
発表要旨
平成27年度に三重県と四日市市(大気汚染防止法政令市)が測定を行った県内の大気環境の状況は次のとおりでした。
大気汚染防止法第22条に基づく大気汚染常時監視結果
- 二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質及び一酸化炭素は、平成26年度に引き続きすべての測定局で環境基準を達成しました。
- 全国的にも環境基準の達成率が低い光化学オキシダントは、平成26年度と同様にすべての測定局で環境基準を達成しませんでした。
- 微小粒子状物質(PM2.5)については、22測定局中19測定局で環境基準を達成しました。
大気汚染防止法第18条の23に基づく有害大気汚染物質の調査結果
- 環境基準が設定されているベンゼン等4物質は、平成26年度に引き続きすべての調査地点で環境基準を達成しました。
- 指針値が設定されているクロロホルム等9物質は、すべての調査地点で指針値を満足しました。
1 測定結果の概要
(1) 二酸化硫黄(SO2)
一般環境測定局23局、自動車排出ガス測定局2局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。
年平均値は、0.000ppm(注)(四日市商業、松阪第五小学校、明星小学校、伊賀緑ヶ丘中学校、名張小学校、尾鷲県職員公舎、東名阪)から0.002ppm(桑名上野、磯津、北星高校、納屋、伊賀柘植)の範囲でした。
(注:小数点以下4桁目を四捨五入し、3桁目までを表示するため、0.0005ppm未満は0.000と表示します。)
(2) 二酸化窒素(NO2)
一般環境測定局25局、自動車排出ガス測定局8局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。
年平均値は、0.002ppm(熊野木本中学校)から0.025ppm(納屋)の範囲で、一般環境測定局に比して自動車排出ガス測定局は高い傾向にあります。
(3) 光化学オキシダント(Ox)
一般環境測定局24局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しませんでした。
なお、光化学オキシダントについては、平成26年度の全国的な状況においても、測定を行った1,189測定局のうち環境基準達成局数が1局にとどまっており、全国的に環境基準の達成状況は極めて低い水準となっています。
(4) 浮遊粒子状物質(SPM)
一般環境測定局25局、自動車排出ガス測定局8局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。
年平均値は、0.013mg/m3(西朝明中学校)から0.024mg/m3(津西が丘小学校)の範囲でした。
(5) 一酸化炭素(CO)
自動車排出ガス測定局4局で測定を行い、すべての測定局で環境基準を達成しました。
(6) 微小粒子状物質(PM2.5)
一般環境測定局18局、自動車排出ガス測定局4局で測定を行い、一般環境測定局17局、自動車排出ガス測定局2局で環境基準を達成しました。
また、一般環境測定局2局(川越南小学校及び尾鷲県職員公舎)で微小粒子状物質の成分分析を行いました。
(7) 有害大気汚染物質
ア)環境基準又は指針値が示されている有害大気汚染物質
環境基準が定められているベンゼン等4物質及び指針値が定められているクロロホルム等9物質は、調査を行ったすべての地点(5地点又は7地点)で環境基準を達成又は指針値を満足しました。
イ)環境基準又は指針値が示されていない有害大気汚染物質
アセトアルデヒド等8物質について調査を行ったところ、調査を行ったすべての地点(5地点又は7地点)で過去数年間の全国の調査結果の範囲内にありました。
2 今後の主な取組
引き続き、大気汚染物質の監視を行うとともに、その結果を公表していきます。
また、大気汚染物質の常時監視により、光化学オキシダント濃度やPM2.5濃度が高濃度となると予測される場合は、県民に注意喚起等の情報を提供します。
3 連絡先
三重県環境生活部大気・水環境課
大気環境班
担当者 尾邊、佐野(電話059-224-2380)
四日市市環境部環境保全課
担当者 金津、加藤(電話059-354-8189)
このページに関するお問い合わせ先
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎5F)
電話番号:059-354-8188
FAX番号:059-354-4412