平成28年07月08日　記者発表資料　国登録有形文化財（建造物）の登録について

　平成28年7月15日（金曜日）開催の国の文化審議会文化財分科会で、新たな国登録有形文化財（建造物）を登録するよう答申が出される予定です。
　四日市市内では、下記の1件が該当します。

名称　　三重郷土資料館（旧三重村役場書庫）　1棟

●国登録有形文化財（建造物）に新たに登録するよう答申されるものの概要
　所在地　　四日市市東坂部町字鉋垣内57-2
　構造形式　土蔵造（2階建）　桟瓦葺　切妻造
　建築年代　大正5年（1916） ／　昭和51年（1976）現在地に移築

特徴
　三重郷土資料館は、旧三重郡三重村役場の書庫として建てられた建物で、三重村と四日市市が昭和29年に合併した後も出張所の書庫として使われていました。昭和49年に三重地区市民センターが新築される際、地元の方々の尽力により現在地に移築されました。土蔵造2階建ての建物で、「三重」の文字が刻まれた鬼瓦に、当時の役場の面影が残っています。現在は郷土資料館として、小中学生の学びの場や地元の人々に積極的に利用されています。

 《参考》既に登録されているものは市内に39件あり、今回を含めて計40件となります。

• 「宮﨑本店事務所」など宮﨑本店関係5件
• 「旧東洋紡績株式会社富田工場原綿倉庫」（近代化産業遺産にも認定）1件
  　（現「イオン北ショッピングセンター　赤レンガ（レストラン）棟」）
• 「旧四日市市立図書館」1件（現「四日市市すわ公園交流館・こどもの家」）
• 「浜松茂玄関棟」など浜松茂関係2件
• 「アミカン本社事務所」などアミカン関係3件
• 「誓元寺光雲殿（旧常磐尋常高等小学校奉安殿）」など誓元寺関係3件
• 「森家住宅主屋」など森家住宅関係2件
• 「石川酒造主屋」など石川酒造関係15件
• 「旧平田家住宅主屋」など旧平田家住宅関係7件
  　全国では、今回の204件を加えて、合計10,884件。
  　三重県では、今回の4件を加えて、合計230件。

なお、四日市市内の国・県・市指定文化財は現在107件あります。（地域を定めず指定されている特別天然記念物カモシカ・天然記念物コクガンを除く）

〔担当部署〕四日市市教育委員会社会教育課　
澤井　TEL354-8240