天武天皇迹太川御遥拝所跡
問い合わせ番号:10010-0000-2672 更新日:2017年 12月 15日
種別 |
県指定記念物(史跡) |
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所在地 |
大矢知町 |
指定年月日 |
昭和16年5月21日 |
解説 |
『日本書紀』によると、天武天皇の元年(672)に勃発した壬申の乱の際、大海人皇子は、奈良の吉野を離れて伊賀に入り、鈴鹿から三重郡家(ぐうけ)(三重郡の役所)に進み、さらに朝明郡(あさけぐん)の迹太川(とおがわ)のほとりで天照大神(あまてらすおおみかみ)に戦勝祈願したといいます。御遥拝所跡の碑が立つこの地は、江戸時代の人がその場所であると考えたところです。慶応二年(1866)に造立された石灯籠には「天武天皇呪志(のろし)の御松斉宮」とあり、確かに近年まで松の古木が立っていました。そのためこの地が御遥拝所跡として昭和十六年(1941)に指定されました。この松もついに枯れ、それに替えて植えられた槇の木にかつての面影を偲ぶだけとなりました。 |
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