誕生釈迦仏立像
問い合わせ番号:10010-0000-2663 更新日:2017年 4月 1日
種別 |
県指定有形文化財(彫刻) |
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所有者 |
観音寺(垂坂町) |
法量 |
台座から頭までの高 43.6cm |
材質・形状 |
木造 彩色 彫眼 |
製作年代 |
鎌倉時代 |
指定年月日 |
昭和30年4月7日 |
解説 |
摩耶夫人(まやぶにん)の脇の下から生まれたばかりの釈迦が、おもむろに歩みだし、立ち止まると右手を天に向け、左手を地に向けて「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と言い放った瞬間を表した像です。このような像は、四月八日の花祭りすなわち釈迦の誕生日の儀式の際、広くて浅い鉢に置かれ、上から甘茶をかけられるのが一般的ですが、この像はそのために作られたものではなさそうです。それは、この像が木製であるからです。一般には甘茶をかけても朽ちることのない金銅で造られます。このような例は全国的にも珍しいものです。 |
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