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こにゅうどうくん

淡水魚

問い合わせ番号:10010-0000-1478 更新日:2019年 4月 1日

四日市市を流れる三滝川、明朝川、内部川などでは、カワムツやオイカワなどのコイ科の魚や、カワヨシノボリに代表されるハゼ科の魚が多く見られます。これらの魚は、流れの急な瀬や淵が繰り返し見られる中流域を好む魚です。しかし実際は堰堤で流れがせき止められていて、川底が平らになっているところが多く魚にはすみにくい環境になっています。

アカザ(ギギ科 アカザ属)

アカザ

 体は細長く、後方は偏平になっている。頭は幅広く、眼は小さ い。口ヒゲは4対あり、胸ビレと背ビレにトゲをもつ。体色は赤かっ色で、個体により変化が見られる。四日市では、河川の中流から上流にかけて少数生息している。夜行性で、水生昆虫やエビ類などを食べる。

アブラハヤ(コイ科 アブラハヤ属)

アブラハヤ 

体は細長く、体の表面はややぬるぬるしていて、ウロコははっきりしない。体を縦に金色の筋が走る。タカハヤより下流の河川 の中流域に多い。雑食性で、水生昆虫や落下昆虫、付着性ソウ類などを食べる。2年で13cm程度まで成長する。

イトモロコ(コイ科 スゴモロコ属)

イトモロコ

ウロコが大きく、特に側線付近のものは大きい。ヒゲは一対ある。河川の中流の水のきれいな場所で、小さな群れをつくって遊泳している。雑食性で、底生動物やソウ類を食べる。

写真提供:清水義孝氏

ウナギ(ウナギ科 ウナギ属)

ウナギ

体は円筒状で、体色は背側は暗かっ色、腹側は銀白色。河川の中・下流域に生息する。エサは、小魚や甲かく類、貝類、水生昆 虫、ミミズなどを食べる。夜間に活動することが多く、昼間は石垣や土手の穴などに潜んでいる。

オイカワ(コイ科 オイカワ属)

オイカワ

シラハエとも呼ばれ、オスはメスより大きく、オスは成熟すると青緑色と赤色、黄かっ色などの美しい婚姻色に輝く。四日市では、各河川の中・下流域に最も普通に見られる。付着性ソウ類、水生昆虫、底生動物など多様なエサを取る。3年で13cmほどに成長する。

オオクチバス(バス科 オオクチバス属)

オオクチバス

北アメリカ原産の外来魚で、ブラックバスとも呼ばれている。 体は長だ円形で、黒っぽい縦じまが眼のところから尾ビレまで走る。口はがっしりと大きく眼の下まであって、歯が生えている。魚食性で、小魚やエビ、ザリガニ、カエルなどを食べる。体長は50cmほどになる。四日市では一部のため池や河川に生息している。

カマツカ(コイ科 カマツカ属)

カマツカ

体が細長く、顔は長くとがり、口が下側にある。川の中流から下流の砂底に生息し、底生動物やソウ類を砂や泥と一緒に吸い込み、砂や泥はエラから出す。よく砂に潜り、顔や眼だけを出していることが多い。金と黒のまだら模様が美しい。成長すると20cmにまでなる。

カワムツ(コイ科 オイカワ属)

カワムツ

オイカワに似ているが、体側に深藍色の縦じまがある。繁殖期には、オスの頭部と腹部に婚姻色が出て、頭部に白いぶつぶつの追星ができる。雑食性で、泥場など水流のゆるやかなところを好む。3年で15cm程度まで成長する。四日市では、河川の中流域や 小河川、山間のため池などに普通に見られる。

カワヨシノボリ(ハゼ科 ヨシノボリ属)

カワヨシノボリ

胸ビレの条数は15~17条(ヨシノボリは19~22条)、腹ビレは吸盤状になっており、石などに吸いついて流されないようになっている。転石の多い河川に生息し、付着性ソウ類のほか、ユスリカ、水生昆虫のカゲロウなどを主食としている。石の裏に大粒の卵を産み、雄が卵を守る。四日市では、どの河川にも多い。

ギンブナ(コイ科 フナ属)

ギンブナ

体の幅は厚く、ぼってりした感じで、腹面は淡い銀白色。四日市では、ため池や水路、河川に広く分布する。雑食性で、底生動 物やソウ類、小動物を好む。オスが少なく、メスが多いため、雌性発生(メスだけで子孫を残す)をする。2年で15センチメートルほどに成長しさらに成長して30センチメートルほどになる。

シマドジョウ(ドジョウ科 シマドジョウ属)

シマドジョウ

体は細長く、6本のヒゲをもつ。うす茶色から青色っぽい白地に、黒っぽい円形のはん点が縦に並んでいるのが特徴。河川の中流の、水の澄んだ水域に生息する。エサは主に動物食でユスリカや小型の水生昆虫を砂と一緒に吸い込んで取る。よく砂底に潜り冬季は砂の中で越冬する。

タカハヤ(コイ科 アブラハヤ属)

タカハヤ

体は細長い紡すい形で、体色は茶かっ色、腹側は淡色、体側に 不規則で小さな暗かっ色のはん点をもつ。体の表面には粘液が多く、ウロコははっきりしない。河川の上流域で水の冷たいところに生息する。雑食性で、底生動物、付着性ソウ類を食べる。

タモロコ(コイ科 タモロコ属)

タモロコ

体は太くて短い紡すい形、口ヒゲがある。体側には黒色と金色のすじが見られ、尾ビレの付け根に黒い点がある。繁殖期のオスには追星ができる。四日市では、小河川や水路、ため池などに広く分布する。雑食性で、水草や動物性プランクトン、水生昆虫などを食べる。2年で10cmほどに成長する。

ドジョウ(ドジョウ科 ドジョウ属)

ドジョウ

体全体がかっ色を帯び、不明りょうなはん紋をもつ。水田や用水路などに生息するが、近年少なくなった。泥底を好み、潜っていることが多い。酸素の少ない泥中に生息するため、エラ呼吸のほか、空気をのみ込み腸で吸収する呼吸も発達している。2年で10cm程度にまで成長する。

ブルーギル(バス科 ブルーギル属)

ブルーギル

北アメリカ原産の外来魚。体はだ円形で、体高がやや高く、口は小さい。体側に数本の暗かっ色の横じまがある。エラブタの上部が黒っぽい青色をしているため、青いエラを意味する名が付いた。魚食性で、小魚や魚卵、エビなどを食べる。体長は25cmほどになる。四日市では一部のため池などで増えている。

メダカ(メダカ科 メダカ属)

メダカ

 体はやや長く、背ビレは尾ビレの近くにある。口は上を向いていて、眼は高い位置にある。雑食性で水面付近の浮遊動物や動物プランクトンを食べる。卵生で、体長は2~4センチメートルほど。四日市で は海岸に近い水路に普通に見られる。よく似た魚にカダヤシがいるが、カダヤシは外来魚でメスの胎内で幼魚になる卵胎生。

モツゴ(コイ科 モツゴ属)

モツゴ

口から尾ビレの付け根に至る黒っぽいタテ条が特長で、一つ一つのウロコの後方は暗色である。また、口ヒゲは無く、口は受け口で先が細くなっているので「クチボソ」とも呼ばれている。水の底にすむ動植物や、水草・大型ソウ類に付着する動植物を食べ2年で10cmほどの大きさに成長する。四日市では、ため池や小河川などに広く分布する。

ヤリタナゴ(コイ科 アブラボテ属)

ヤリタナゴ

体は細長く紡すい形で、口ヒゲが目立つ。雑食性で、主にソウ類や底生動物、動物性プランクトンを食べる。流れの少ない川のよどみや池などに生息する。繁殖期のオスはヒレが赤紅色を帯び腹側は黒くなって美しい。5~8月に産卵するが、イシガイ科の貝類の出水管に産卵するという習性をもつ。

 

このページに関するお問い合わせ先

環境部 環境政策課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎5F)
電話番号:059-354-8188
FAX番号:059-354-4412

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