有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について
問い合わせ番号:10010-0000-1452 更新日:2024年 8月 5日
有機フッ素化合物のうち、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、その撥水・撥油性、熱・化学的安定性等の特性から、界面活性剤、半導体用反射防止剤、泡消火薬剤等の幅広い用途で使用されてきました。
PFOS・PFOAはその有用性の反面、環境中で分解しにくく、環境残留性や生物蓄積性があることが知られており、動物実験における健康影響が報告されていることから、近年、各国で健康への影響や環境リスクが議論されています。そのため、PFOS・PFOAは、国際的に廃絶等の対象とすることが決められており、日本においては、PFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等を原則禁止としています。
このような状況の中で、令和2年5月にPFOS・PFOAが公共用水域等における要監視項目(人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの)に位置付けられたことを受けて、本市では令和3年度から市内河川の1地点においてPFOS・PFOAの水質調査を実施しています。なお、令和6年度からは調査地点を3地点に増やして市内河川におけるPFOS・PFOAの状況把握に努めていくこととしています。
PFOS・PFOAを含めたPFASについて、現在、国の専門家会議において、科学的根拠に基づく今後の対応について議論がなされていることから、本市としましては、引き続き、国の動向を注視していきます。
四日市市内の公共用水域(河川・海域)における水質測定結果は、こちらからご確認いただけます。
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1001000001457/index.html
なお、水道水における有機フッ素化合物(PFAS)については、四日市市上下水道局のホームページをご確認ください。
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