-用語解説-
問い合わせ番号:10010-0000-1442 更新日:2024年 8月 26日
DO(溶存酸素量)
水中に溶けている酸素の量をさ表す。魚の生息には、5mg/l 程度必要と言われている。
BOD(生物化学的酸素要求量)
主として河川の有機汚濁を測る指標として用いられる。水中の有機物質が酸化分解される時に消費される酸素の量をいう。BOD値が大きいほど水中の汚濁物質が大きいことを示す。
COD(化学的酸素要求量)
主として海域や湖沼の有機汚濁を測る指標として用いられる。水中の有機物質等の汚濁物質を酸化剤により科学的に酸化するときに消費される酸素量をいう。
SS(浮遊物質量)
一般的に2mm以下の水に溶けない懸濁性物質にことを言う。SSは色とともに水の外見上の美しさを求める最大の因子で値が大きいほど汚れている。
SPM(浮遊粒子物質)
大気中に浮遊する粒径10ミクロン以下の粒状物質で人の呼吸器に侵入して悪影響を及ぼす。特に硫黄酸化物や窒素酸化物と共存すると相乗効果が高まる。
降下ばいじん
大気中に浮遊しているばいじんや粉じん等の粒子状物質のうち、比較的粒径の大きいものはその重量や雨で地上に落下する。この落下した粉じんの粒子をいう。
PH(水素イオン濃度)
酸性やアルカリ性の程度を示す指標。7が中性で小さい値は酸性、大きい値はアルカリ性を示す。雨の場合、空気中の二酸化炭素が溶けてできた炭酸を含んでいるので、自然に少し酸性を示し、PH5.6程度の値となる。一般には酸性雨はこれよりも小さい値の雨をいう。
ppm
100万分の1のことをいう。たとえば、二酸化硫黄1ppmとは1m3(=1,000,000cm3)の空気中に二酸化硫黄が1cm3存在している状態をいう。
硫黄酸化物(SOx)
石油や石炭などを燃やすと、燃料に含まれている硫黄分が酸素と結びついて発生するガスで、大部分が二酸化硫黄(SO2)です。呼吸器に悪い影響があるため、汚染がひどい地域で生活していると慢性気管支炎やぜん息性気管支炎を起こすといわれています。また、酸性雨の原因物質の一つです。
窒素酸化物(NOx)
物が燃えるときに、空気中あるいは燃料中の窒素と酸素が結びついて発生するガスです。主な発生源は自動車の排気ガスですが、工場や家庭の暖房などからも発生します。濃度が高くなると、呼吸器に悪い影響があります。
光化学オキシダント(Ox)
空気中の窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)などが太陽からの紫外線を受けて、光化学反応を起こして生成されるオゾンなどの強酸性物質です。光化学スモッグの原因となり、濃度が高くなると目、のどなどの痛みを引き起こします。また、植物にも被害を与えます。
光化学スモッグ
光化学オキシダント(Ox)などによって引き起こされる大気汚染現象をいいます。日差しが強く、風の弱い日に特に発生しやすく、大気が白っぽく、どんよりとにごった感じになり、視界が悪く、目、のどに刺激を与えるほか、植物に影響を与えます。
環境基準
人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準のことで、現在、二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)などについて設定されています。
総量規制
排出物中の汚染物質の濃度をもって規制の尺度とする濃度規制(ppm規制)に対し、一定の地域または時間内において排出される汚染物質の総量をもって規制の尺度としようとする規制方法です。
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