麻しん(はしか)に注意しましょう!
問い合わせ番号:10010-0000-1149 更新日:2024年 4月 17日
麻しん(はしか)について【注意喚起】
今年、国内で麻しん患者の発生事例が複数確認されています。麻しんは感染力がきわめて強く、多くの人に感染します。
- 麻しん患者と接触した場合は、発病までの期間を考えて、接触後最大21日間の健康観察が必要です。
- 麻しんが疑われる際は事前に医療機関に麻しんの可能性があることを伝え、医療機関の指示に従い、速やかに受診しましょう。受診の際は公共交通機関等の利用を避けてください。
麻しん(はしか)とは
麻しんは一般的に「はしか」と呼ばれている、麻しんウイルスを原因とする感染症です。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。
免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
主な症状
麻しんウイルス感染後10~12日程度経過してから、症状が現れます。
症状は、その経過によって三期に分けられます。
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カタル期(2~4日間) 注:一般的に症状の始まる時期を指します。
38℃前後の発熱、咳、鼻汁、結膜充血、目脂などがみられます。
また、発疹出現の1~2日前頃に、頬粘膜にコプリック斑(やや隆起した1mm程度の小さな斑点)が出現します。 -
発疹期(3~5日間)
一時下がった熱が再び上がり、39.5℃以上の高熱が続きます。
そして、発疹が耳後部から出現し、身体の下方へと拡がっていきます。 -
回復期
解熱し、発疹は出現した順に、色素沈着を残して消えていきます。
感染経路
- 患者の咳、くしゃみに含まれるウイルスを吸い込む。
- ウイルスが付着した手で、口や鼻に触れる。
注:症状の出現する1日前(発疹出現の3~5日前)から発疹消失後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)、感染力があります。
(学校は解熱後3日を経過するまで出席停止となります)
予防方法
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。
麻しんにかからないようにするためには、予防接種を受けることが最も効果的です。
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生後1歳のお子さんと、年長(小学校入学前の1年間)にあたる時期のお子さんは、麻しん・風しん混合(MR)ワクチンを無料で受けることができます。
まだ接種を受けていない方は早めに接種しましょう。
参考:定期予防接種 (こども保健福祉課) - 医療・保育・教育関係者、海外渡航を計画している方、0歳児の家族などで、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。
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妊娠中はワクチン接種を受けることが出来ません。
麻しんにかかる可能性の高い同居者(麻しんワクチンの2回接種を完了していないなど)が居る場合、同居者のワクチン接種等の対応について、かかりつけの医師にご相談ください。
麻しんが疑われる症状がある場合
麻しんの主な症状(発熱、せき、発疹など)がある場合や、最近麻しんを疑われる方との接触があった場合には、
- 学校や仕事を休み、早めに医療機関を受診してください。
- 麻しんが疑われることを、受診の前に電話などで伝えておいてください。
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過去に予防接種を受けたことがある人は、症状が現れにくいこともあります。
かかりつけ医等に相談してください。
海外に行く方へ
現在の発生状況
2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024※ | |
四日市市 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
三重県 | 3 | 55 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
全国 | 279 | 744 | 10 | 6 | 6 | 28 | 21 |
※2024年13週(3月25日~3月31日)までの状況
三重県内での発生状況について、詳細は以下のとおりです。
麻しん(はしか)患者の発生について
関連リンク
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