ジカ熱について
問い合わせ番号:10010-0000-1000 更新日:2019年 2月 7日
中南米を中心に、ジカウイルス感染症が多数報告されています。
ジカウイルス感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を媒介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。
海外の流行地域へ出掛ける際は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。
【妊婦と妊娠の可能性のある女性へ】
妊娠中にジカウイルス感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、妊婦及び妊娠の可能性がある人は、可能な限り流行地域への渡航を控えてください。
注:世界保健機関(WHO)は、2016年3月8日、妊婦は流行地域への渡航をすべきでないと勧告しています。
感染経路
ジカウイルスに感染した蚊に刺されることによって感染します。
基本的に、感染したヒトから他のヒトに直接感染するような病気ではありませんが、輸血や性行為によって感染する場合もあります。
妊娠中の女性が感染すると胎児に感染する可能性があります。
主な症状
潜伏期間は 2~12日(多くは2~7日)と言われています。
軽度の発熱、斑丘疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛、疲労感、倦怠感、頭痛などがみられます。
症状は軽く、2~7日続いて治まります。
しかし、WHOや米国CDCにより、ジカウイルス感染が小頭症やギラン・バレー症候群の原因になるという研究結果も発表されています。
医療機関の皆様へ
2016年2月15日よりジカウィルス感染症が四類感染症に追加され、届出対象疾患となりました。
診断を行った場合は速やかに保健所への届出をお願いいたします。
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