釈迦三尊十六善神図

                          釈迦三尊十六善神図


  
       釈迦三尊十六善神図
 種別  市指定有形文化財(絵画)
 所有者  大樹寺(市場町)
 法量  縦116.6cm 横55.8cm 
 材質・形状  絹本着色 掛軸
 製作年代          室町時代
 指定年月日  平成24年8月23日
 解説  釈迦三尊十六善神図とは、釈迦如来を中心にして、文殊・普賢の二菩薩および十六善神を
配する仏画で、十六善神が大般若経を守護する護法神であることから、大般若経を転読する
儀式である般若会の本尊として用いられます。画面には多くの場合、三蔵法師として知られる
玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)が経巻をもつ姿であらわされ、また、それを守護する深沙大将(じ
んしゃだいしょう)を配します。
 本図は、全体としては図像的にもきわめてオーソドックスな釈迦十六善神図の構成を示して
いて、また、十六善神の群像としての表現もきわめて自然な重なりを示していて、描写は的確
です。また、釈迦や二菩薩の面相も正統仏画の表現に連なるものです。したがって、本図の制
作年代はおよそ16世紀前半を想定してよく、製作地は、当時の正統的な仏画の製作地である
京都と考えられます。室町時代仏教絵画の正統的な作例です。