万葉史跡と聖武天皇社

万葉史跡と聖武天皇社

万葉史跡と聖武天皇社

種別

市指定記念物(史跡)

所在地

松原町

指定年月日

昭和31年2月18日

解説

 「続日本紀」によると、天平十二年(740)の藤原広嗣の乱の際、聖武天皇は伊勢に行幸しました。この時に朝明郡衙(朝明郡の役所)に泊まったといいます。万葉集には「妹に恋い吾がの松原見渡せば潮干の潟に鶴鳴き渡る」(いとしい人に焦がれて自分が逢うことを待っているという名の松原を見渡すと、潮の引いた遠浅の海に鶴が鳴いてずっと飛んでいくことだ)という天皇の御製歌があり、この松原をこの聖武天皇社付近と解釈する説があります。
 伝承では天皇社は、朝明頓宮(とんぐう)の跡に鎌倉時代の安貞元年(1227)に創建されたと伝えられます。境内には、天皇の御歌を刻んだ歌碑が二つ立っています。そのうちのひとつは、鈴鹿の石薬師で幼少期を過ごした歌人佐々木信綱の揮毫(きごう)によるものです。