仏涅槃図

仏涅槃図

仏涅槃図

種別

市指定有形文化財(絵画)

所有者

建福寺(北町)

法量

縦215.2cm 横166.3cm

材質・形状

絹本著色 掛幅

製作年代

室町時代

指定年月日

昭和35年3月28日

解説

 仏涅槃図は、釈迦の入滅(死)の場面を描いたもので2月15日の涅槃会(ねはんえ)(寺によって開催日は異なります)の際、お堂に掛けられます。中央の寝台に釈迦が横たわり、その周囲を弟子や菩薩、神々が囲み、釈迦の死を嘆きます。図の下部には、象や虎などの動物たちも集まっています。釈迦が動物たちにも慕われていたことがわかります。釈迦の後方には、沙羅双樹(さらそうじゅ)が8本立ち、その奥に跋提河(ばつたいが)が流れています。画面の右上、雲の上に乗り、傘の下で袖をぬらす女性は、摩耶夫人(まやぶにん)すなわち釈迦の母親です。
 大樹寺本と異なり、鉢の包み袋が錫杖(しゃくじょう)に結びつけられ、沙羅双樹の枝に掛けられていることと摩耶夫人が右上から降りてくるところに違いがあります。また、空間が広く、やや離れたところから見た風景になっています。