東日野・西日野の大念仏

大念仏

東日野・西日野の大念仏

種別

県指定無形民俗文化財

所在地

東日野町・西日野町

保持者

東日野町大念仏保存会・西日野町大念仏保存会

指定年月日

平成25年3月25日

解説

 「大念仏」は直径約2メートル、長さ約3メートルの大型の太鼓と直径約1メートルの大型の鉦を使って行われます。現在では8月13日と15日の夜に行われています。13日には東日野町の西覚寺から西日野町の顕正寺へ、15日には西日野町の日野神社から東日野町の西覚寺まで、それぞれの町の人々約100人が先の大太鼓と鉦を持って練りこむ行事です。先頭は絽羽織を着た町内代表2人でその後に高張提灯、幟の順で大太鼓、ほら貝、笛、鉦がつづきます。念仏といっても口頭念仏ではなく、鉦・太鼓の打数をもってこれを表現し、道中は鉦・太鼓9打、ほら貝一声をもって一連とし、境内では鉦・太鼓10打、ほら貝一声をもって一連とします。9打は「南無不可思議光如来(なむふかしぎこうにょらい)」、10打は「帰命盡十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」を表しているとします。
 この行事は「虎関禅師祈念録(こかんぜんじきねんろく)」によると、元亨元年(1321)に西日野村西明寺境内で京都東福寺の虎関禅師が仏道の修行を妨げる魔障禁厭(ましょうきんえん)のため、来授を請われ真言の密法でこれにあたり、西明寺主松月法師は同寺伝来の阿弥陀如来の絵像を奉持して先頭に立ち、その他の僧侶は憧幡(どうばん)を翻して、鉦・太鼓を打ち、ほら貝を吹いて称名念仏(しょうみょうねんぶつ)を続けながら7日間練り回ったと伝えられており、その後、村人が伝承してきたといいます。