大日如来坐像

大日如来坐像

大日如来坐像

種別

市指定有形文化財(彫刻)

所有者

大日寺(寺方町)

法量

像高 314.0cm

材質・形状

木造 漆箔 彫眼

製作年代

平安時代後期

指定年月日

昭和31年2月18日

解説

 智拳印(ちけんいん)を結び、結跏趺坐(けっかふざ)した姿勢をとっています。体の表面は漆地に金箔を押します。3mを越す高さは、宇治の平等院鳳凰堂の阿弥陀如来坐像(像高295cm)を超え、まさに巨像とよぶにふさわしいでしょう。細かく彫り出された天冠台(てんかんだい)腕釧(わんせん)臂釧(ひせん)の形、視線を下方に向けた両目や張りのある面相の輪郭、印を結ぶ両手の安定した構え、しっかりした体躯の肉取りと横に張った膝組みなど平安時代後期の様式を示しています。寄木造(よせぎづくり)という技法を用いていますが、何本もの巨木を使っての作業は、制作にかかわる人数や経費も相当なものでしょうし、安置された寺院もかなり大きかったことが想像され、この地においてこれだけの像を作ることのできる有力者あるいは智識(ちしき)と呼ばれる信仰者たちの存在を想定できます。