真源大沢禅師像

真源大沢禅師像

真源大沢禅師像

種別

県指定有形文化財(絵画)

所有者

大樹寺(市場町)

法量

縦97.5cm 横49.5cm

材質・形状

絹本著色 掛幅

製作年代

室町時代

指定年月日

昭和27年3月13日

解説

 大樹寺の開山に迎えられた桃隠玄朔(とういんげんさく)の頂相(ちんそう)です。頂相とは禅宗において教えを継ぐ者の証明として師匠が弟子に与える自分の肖像画です。桃隠玄朔は、永享年中(1429~1441)に京都の妙心寺で修行し、さらに讃岐で生活した後に大樹寺に入りました。享徳三年(1454)には寺を退いたとされます。生没年は明らかではありませんが没後、真源大澤禅師という号を天皇の勅により授かりました。大樹寺は、保々城主として一帯を支配していた朝倉氏の菩提寺として宝徳年間(1449~1452)に建立されたと伝えられています。ここに朝倉氏と妙心寺との繋がりを想像させます。
 絵を見ると、袈裟を着て曲ろくに座り、右手に払子(ほっす)を持つ姿で表されています。上に賛が記され、寛正二年(1461)に製作された後、松岳宗繕(しょうがくしゅうぜん)が写したことがわかります。彼も妙心寺の僧であったようです。