十六間四方白星兜鉢

十六間四方白星兜鉢

十六間四方白星兜鉢

種別

重要文化財(工芸品)

所有者

鵜森神社(鵜の森一丁目)

法量

高8.2cm 前後径23.0cm

材質

製作年代

平安末期

指定年月日

昭和30年2月2日

解説

 近江の三上山のムカデ退治伝説や平将門の乱を鎮めたことで知られる俵藤太秀郷(藤原秀郷)を先祖と仰いだ浜田城主田原氏に伝わったとされる兜です。現在その所有者である鵜の森神社は、浜田城の跡に造営され、田原美作守忠秀、田原紀伊守藤綱、田原遠江守元綱、田原与右衛門重綱と秀郷を祀っています。
 十六間とは、十六枚の黒漆塗の鉄板を繋いだことをさします。四方白は、前後左右の矧ぎ板に鍍金が施されたものをいい、この兜は銀が施されたようです。また留め金具である鋲の頭を星に見立て、鉢状になっているので星兜鉢と呼びます。
 言い伝えでは、秀郷が三上山のムカデを退治した際、褒美として龍神から贈られたもので、祈願すると雨雲を呼ぶとされ、大正のころまで実際に雨乞いが行われていたといわれています。