地蔵菩薩坐像

地蔵菩薩坐像

地蔵菩薩坐像

種別

市指定有形文化財(彫刻)

所有者

馳出・宮東・宝町自治会

法量

像高43.9cm

材質・形状

木造 素地(彩色なし) 彫眼

製作年代

平安時代後期

指定年月日

昭和33年2月6日

解説

 右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に宝珠を載せて結跏趺坐(けっかふざ)し、髪を剃って僧侶の姿で表わされます。これは地蔵菩薩の典型的な姿です。地蔵菩薩は六道、特に地獄に落ちた人々を救済してくれることで篤く信仰されました。
 細かい文様を施さない素朴な彫りかた、特に膝から足にかけては鉈で彫ったようなおおまかな彫りかたであり、あまり県内ではみられない特徴です。背中も衣の輪郭や襞を表わしていません。この像にはもともと色が着けられていなかったところなど素朴さを強調するのが制作における方針だったのかもしれません。平安時代の後期に造られたとされます。