地蔵菩薩坐像

地蔵菩薩坐像

地蔵菩薩坐像

種別

県指定有形文化財(彫刻)

所有者

観音寺(垂坂町)

法量

像高80.7cm

材質・形状

木造 彩色 玉眼(ぎょくがん)

製作年代

鎌倉時代 正応三年(1290)

指定年月日

昭和31年5月2日

解説

 右手に錫杖を持ち、左手に宝珠を載せて座る姿勢をとっています。髪を剃って僧侶の姿に表しています。いわゆる結跏趺坐(けっかふざ)と異なり、右足が前に出て少しくだけた楽な姿勢になっています。これは、座りながら親しく人々に教えを説こうとしている様子と受け取れます。地蔵菩薩は六道、特に地獄に落ちた人々を救済してくれることで篤く信仰されました。
 この像は、漆地に白土を塗り、その上に彩色を施しています。また像の底部に墨書銘があり、正応三年(1290)年に慶円という仏師によって造られたことがわかります。慶円は、東大寺多聞天像の修理を行ったとされる慶円と同一人物といわれております。