桜町シデコブシ群落

桜町シデコブシ群落

桜町シデコブシ群落

種別

市指定記念物(天然記念物)

所在地

桜町

指定年月日

昭和57年2月16日

解説

 市立桜中学校そばを通る広域農道(通称ミルクロード)を南に約400m下ったところの駐車場の近くにあります。モクレン科に属するシデコブシは、当地のほか尾張、三河、美濃のいわゆる伊勢湾周辺地域に分布が限られた珍しい植物で、当地は自生の西限地です。これらの地域は500~200万年前にできた東海湖の沿岸地帯と考えられ、この時期の化石にはシデコブシの葉の化石などもみられ、伊勢湾周辺の地殻変動や気候の変化を考える上で貴重な植物といえます。シデコブシは、丘陵部にある多少とも水の流れている湿地にのみ成育しており、この群落の場所も湧き水が流れ出す比較的日当たりのよい斜面で、毎年4月の始めごろに白色から淡い紅色をした花をつけます。シデコブシのシデは、神前に供える玉串や注連縄に結びつけるシデのように細長く垂れ下がっているその形状から名付けられました。