鯨船山車明神丸

鯨船山車明神丸

鯨船山車明神丸

種別

県指定有形民俗文化財

所在地

南納屋町

所有者

南納屋町鯨船山車明神丸保存会

指定年月日

昭和31年12月5日

解説

 諸輪全長約8メートル、幅約2メートルあまりの船形の山車で、屋形を持ち各所を金箔張の彫刻と幕で飾り、船首部には大型の水押しと金糸の下がりを持つ豪華な意匠の山車です。この山車は鯨船行事に使用される山車で、船首部に鯨つきの演技を行う「オドリコ」と「ロコギ」(いずれも男児が務める)が乗り、屋形には太鼓叩きが同乗します。演技時には船の周りの唄上げと称する人々が場面に合わせて「流し唄」、「突き唄」等の歌を唄う。演技は鯨を発見し、これを追いかけ、鯨の反撃で後退し、再びこれを追い詰め銛を打つという順に行われます。鯨は竹製の張りぼてで、長さ約4メートル、幅約70センチで中に青年が2人入ります。この山車も諏訪神社の例祭である「四日市祭」に登場した南納屋町のだしもので、「四日市祭」には鯨船として隣接する北納屋町の「勢州組」、東袋町の「正一丸」の2隻がありましたが戦災で焼失しました。「明神丸」は彫刻や幕等の部材が疎開していたため、焼失を免れ戦後いち早く復活しました。(『北勢鯨船行事調査報告書』参照。)