御池古墳群出土品(装飾須恵器・特殊須恵器)

御池古墳群出土品(装飾須恵器・特殊須恵器)  御池古墳群出土品 アップ

御池古墳群出土品(装飾須恵器・特殊須恵器)

種別

市指定有形文化財(考古資料)

所有者

四日市市教育委員会

材質

須恵器

時期

7世紀前半頃

指定年月日

平成18年2月23日

解説

 御池古墳群は、西坂部町の国指定天然記念物御池沼沢植物群落(東部指定地)の北側丘陵斜面に所在していた11基からなる古墳群です。平成3年に8基の古墳が調査され、横穴式石室を埋葬施設とする小規模な古墳からなる群集墳であることが判明しました。
 指定された出土品は、2号墳から出土した装飾須恵器の装飾付壺(蓋付)と子持器台各1点、及び4号墳から出土した特殊須恵器の三足壺(蓋付)です。装飾付壺は、透かしが施された脚台を持つ長頸壺に、動物の小像や小壺がそれぞれ4個のっています。動物は猪と兎のようで、素朴な造形です。蓋もつまみが小壺になっています。子持器台は透かしと文様で飾られた長大な脚台部に皿状の受部がのる形状で、受部周縁に10個もの小壺が並び、中央に小高杯がのっています。三足壺は中国の青銅器を真似たものとも言われ、国内に20数個ほどしか見つかっていません。
  古墳は小さいながらも副葬品には目を見張るものがあり、7世紀前半頃、周辺地域を支配していた豪族の墓と考えられます。本指定品は市域の古墳時代を特色付ける出土品としてたいへん貴重なものです。出土品は文化財整理作業所で収蔵・展示しています。