伊勢安国寺跡

伊勢安国寺跡

伊勢安国寺跡

種別

県指定記念物(史跡)

所在地

西日野町

所有者

日野神社

指定年月日

昭和16年9月26日

解説

 天白川の左岸、西日野橋を渡って北に進むと上り坂にさしかかり、左手に日野神社があり、さらに進むと安国寺跡を示す標石が見えます。安国寺は、南北朝時代に足利尊氏・直義兄弟が後醍醐天皇をはじめ元弘の変以降の戦没者の冥福を祈るために全国に建てられた寺院で利生塔(りしょうとう)とよばれる塔と一組で造られました。
伊勢安国寺は、西明寺という寺院が変遷を経てあらためて建立されたものと伝えられています。多くの塔頭(たっちゅう)が並んでいたようですが、今はほとんど面影を残すものがありません。わずかに、塔頭のひとつであった素慈庵が顕正寺として再興され、安国寺に安置されていた仏像の一部が残されています。ほかにも日野神社、薬師堂(日永)、地蔵堂(塩浜)に分かれて仏像が伝えられています。