赤絵斗鶏文雪輪手鉢(古萬古)

赤絵闘鶏文雪輪手鉢(古萬古)

赤絵斗鶏文雪輪手鉢(古萬古)

種別

市指定有形文化財(工芸品)

所有者

個人

法量

高12.0cm 口径22.7~23.0cm 底径13.6cm

材質

陶器

製作年代

江戸時代後期

指定年月日

昭和55年6月25日

解説

 吊り下げる把手がつき、雪輪とよばれる口縁をもつ造形的に興味深い作品です。雪輪とはその形が雪の結晶にみえることからついたもので古萬古とされる作品にしばしばみられるものです。雪輪の部分は赤を地に、鳳凰の頭をデザイン化した模様を入れた丸文で埋め尽くしています。この鳳凰頭は、古萬古を中心に萬古焼にしばしばみられる模様です。把手の側面は、赤で櫛状の模様を施し、上部には草花が描かれています。器の中央部には、松の木の下で、子どもたちが闘鶏に興じる様子が描かれています。子どもをたくさん描くのは、子孫繁栄を願う吉祥文であると考えられますが、子どものみ赤一色で表すことには他の意味も加わっているようです。これらの模様は、素焼きした器の表面を白く塗りこめ、透明釉を掛けて焼いた上に描いたものです。このように絵を描くために表面を白くすることを白化粧といいます。残念ながら印はありません。